待ってました!メタリカのニューアルバム「72 Seasons」が先日発売されました。
通算12枚目となるオリジナルアルバムは、一体どんなアルバムに仕上がっているのでしょうか?
個人的な感想を語らせてもらいます。
6年4ヶ月ぶりのアルバム
前作、「Hardwired… to Self-Destruct」発売から6年も経っていたんですね。月日が経つのは早いです。前作のこのアルバムは何故かあまり聴き込んでないんですよね、なんでだろ🙄
デラックスバージョンだったので3枚組だったのですが、3枚もあると聞き応えがありすぎて疲れちゃうってのはあったかもしれません。聴き込む前に飽きてしまうというか‥‥
昨今はCD形態での発売から配信での発売に変わり、サブスクで聴かれることが殆どになってきました。(私も今回のアルバムはサブスクです)そうなると、CD一枚では容量の関係で多くて15曲ぐらいでしたが、配信であれば容量を気にする必要がないので、アルバム一枚に何十曲でも詰め込めます。
現に、先日発売されたモーガン・ウォレンのアルバムは36曲入りです。しかし、こんなに曲が多いと聴き込む気がしませんよ、全曲聴き終わる前に飽きちゃいますね。やはりアルバムは10曲〜13曲ぐらい、時間にして一時間くらいが程良いと思います、はい。
話がそれましたが、今回のニューアルバムは12曲入り。そう、これくらいの曲数だからこそ全曲を何度も聴き込めるんですよ。
メタリカサウンドは健在です
聴き終えてまず感じたことは安心です。何故にそう感じたかというと、今作のアルバムもバリバリのヘビーメタルであるということへの安心感です。間違いなく今作も安定のメタリカサウンドです。
それはそうでしょと思われかもしれませんが、昨今のロックバンドは、あらゆる要素を平気で使って楽曲を作り込んできますからね。EDMやヒップホップの要素を取り込んでくるのです。
そのことが全部悪いとは言いませんが、メタリカが打ち込みサウンドを楽曲にぶち込んできたら最悪です。メタリカがそんなことするわけない!と思いつつも、世の中の、特に今のアメリカのミュージックシーンを見てると、一抹の不安がありました。
しかし、一曲目の「72 Seasons」を聴いてそんな不安は一気に吹き飛びました😆
一曲目から飛ばす飛ばす!めっちゃヘビーメタルです
6年間待たせたメタリカファンに「俺たちメタリカが帰ってきたぜ!」と言わんばかりにメタリカらしいヘビーメタルなサウンドが炸裂です。数曲激しいロックが続いて、4曲目の「Sleepwalk My Life Away」、5曲目の「You Must Burn!」の、これまたメタリカらしい重みと深みのある骨太ロックを聴かせてくれます。気がつけばラストの「Inamorata」でアルバムを閉じました。久々のメタリカサウンドを存分に楽しめました。
今回のアルバムを聴いて感じたのは、やや誤解を招くような感想ですが、一言で言って「変わらないメタリカのヘビーメタル」という感想です。
「変わらない」 = 「成長してない、マンネリ」と聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
メタリカのサウンドはヘビーメタルの代表格であと思います。ヘビーメタルサウンドに流行り廃りもないと思うのです。もちろん、演奏技術で凄いことをしているのかもしれませんが、私は素人なのでそこは分かりません。「聴いていると背中に悪寒が走る」これこそがハードロック・ヘビーメタルの醍醐味だと思います。その点からは、今作も間違いなくメタリカサウンドです。
今の所、アルバム全曲を4回ほど聴いていますが、まだまだ聴き込みたいですね。
かしこ
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