昨年7月の安倍元総理の銃撃事件から、いわゆる「宗教二世問題」というものが立ち上がりました。
今回はこれについて語りたいと思います。
宗教のイメージダウン
安倍元首相の事件は衝撃でした。しかも犯人の動機が宗教の問題だったので、さらに世間を賑わせました。
犯人の親が宗教団体に多額のお布施をしていた事に対して怒りを感じ、その宗教団体と繋がりがあるとした安倍元首相に向けて行われた犯行です。動機はまったくもって的外れで八つ当たりです。政治家も街頭演説するのが命懸けの時代になりました。そして、この事件の後から親に宗教を強要されて精神的苦痛を得たという証言をYouTube等から発信する人達が出てきました。これで所謂「宗教二世問題」が話題になったのです。
元々、「宗教=よくないもの」という認識が蔓延っている日本国ですから、この話題はおおいにマスゴミたちによって盛り上げられました。当然、私が学んでいる解脱会には多額のお布施とかそんなものは無いので関係ないのですが、宗教は宗教ですから、世間から同じように思われてしまうことが残念です。こうなると、ますます解脱会へのお導きもやり難くなりますからね。
良かれとしたことが仇になる
しかし、何故にこのような問題が湧き上がるのか? 宗教が悪と罵られるのか?
やはりそこには大きな間違いがあるからです。
親は子に幸せになってもらいたいと願うものです。
それ故に、自分が正しいと信じているものを子に託そうとします。それは決して宗教だけではなくて、例えば自分にとって、とても人生のプラスになり、いろいろと救われた本があったとします。親としては我が子にもこの本を読んでもらいたいと思うので、子に「この本はとても良い本なので読みなさい」と勧めたとします。しかし、言い付け通りに子がその本を読まないと、「この本は生きていく上でとても大切な本なのだから必ず読みなさい💢」と、ついつい強要してしまうのではないでしょうか。
宗教も同じで、自分の信仰心を子にも植え付けようとします。しかし、信仰心のない子にしてみたらたまったものではありません。強要されたことで更に遠ざかってしまいます。
まず、本人が絶対に嫌だと言ってる事を、首根っこ押さえて強要するのは大きな間違えです。そんなことするば益々嫌われてしまうので完全に逆効果です。子からしたら、親は宗教団体に洗脳されてしまっていると考え、逆にその宗教を危ぶむようになってしまいます。
嫌われるには訳がある
それにしても、誰から見てもおかしな宗教は確かに存在します。
🔷多額のお布施するために預金を全額近く寄付したり、自宅を売却してまで寄付したり‥‥
🔷悪霊祓い・幸福を得るためにと、高価な壺や仏壇を購入したり‥‥
🔷出家するために家族を捨てて施設に入信してしまったり‥‥
🔷病気・怪我をした時、手術を拒んだり‥‥
などなど、走って逃げたくなるような事をさせる宗教団体は確かにあります。
他人から見てもおかしな事なのに、もし、自分の親や兄弟がこのような事をしたらどうでしょう。なんとしてでも洗脳を解いて、脱退させるよう働きかけるはずです。
例え、上に書いたような事をしていなくても、親が熱心に宗教行事に参加して活動するあまりに、仕事をあまりしなくなったり、帰宅が遅くなり家庭を顧みなくなったりしたらどうでしょう🤔
まず間違いなく、親の学んでいる宗教を憎み嫌うようになります。
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