令和の米騒動2025 〜コメに感謝〜

2. 社会

 お米が高い、高すぎます。10kgで8,000円前後もします。昨年の同時期では4,000円前後でしたから、およそ2倍になっています。近年は円安の影響で、あらゆる物品やサービスの価格が上がっていますが、この米価格の上昇は異常です。これだけ上昇した原因は、今年の1月末時点で集荷業者が集めた米の量が23万トンも少なかったことに起因しているとのことです。要は、見込んでいた米の量が大幅に少なかったので、価格が大幅に値上がったということですね。

政府は怠慢

 そもそも、23万トンもの米はどこに消えたのでしょうか?外国に売るためのどこかの企業が買い占めたのでしょうか?いずれにせよ、これだけの量を買い占めるには、かなりの保管場所が必要になりますし、経費もかかるので、いわゆる転売ヤーなどでは対応できません。おそらくは大手企業による買い占めだと思います。しかし、企業側からしたら、庶民を困らせるために買い上げたわけではなく、商いとしての業なので、一概には責めることはできないと思います。ただし、こうなることは分かりきっていた農林水産省には大いに責任があります。

 言わずもがな、米は日本人の主食です。パンや野菜の価格が高騰するのとは意味が違います。近年、昔に比べてお米を食べなくなったと言われていますが、それでも、お米は食文化の中心です。私も多分に漏れずお米が大好きで、1日に1食はお米を食べています。毎日食べるお米の値段が1割2割ではなく、一気に2倍になってしまっては、さすがに困ります。

 日本には政府米、備蓄米という制度があり、不慮の天災などで米が不作になった時などのために、政府がお米をストックしています。今回の米不足は天災の影響ではなく人為的なものですが、米価格が異常に上がったので、政府は備蓄米を市場に解放しました。しかし、遅い、遅すぎます💢

 政府の説明では、市場に備蓄米が出回り、米の価格が下がるのは3月末だという見解を2月に示しましたが、何を言っているのやら……遅すぎますよ、行動が。もし、この事態がアメリカだったら、トランプ大統領が先頭に立って即実行し、米の価格を押し下げるでしょう。トランプ大統領の政策は強引なところがあり、全ては受け入れられませんが、実行力はありますからね。とにかく、日本政府の行動は、あまりにも遅く、そして怠慢です。

農協への懸念

 備蓄米は、まず農協に納められてから市場に出回ります。ここで懸念されるのは農協の思惑です。全国農業協同組合中央会(JA全中)は、業務管理システム「新コンパス―JAシステム」の導入に失敗し、今後数年間で計180億~220億円程度の費用が発生する見込みなので、かなり財政は厳しいという事情があるので、農協としては米の市場価格を一気に下げてしまうことを嫌うはずです。米の価値を下げたくないからです。なので、政府米を一気に解放するのではなく、出荷量をコントロールするかもしれません。これだと、昨年までの価格までにはならないかもしれません。世の中は値上げブームですからね、我々庶民は便乗値上げを受け入れてしまうかもしれません。

お米が食べれる幸せに感謝しよう

 長い目で見れば、いずれは今回の米騒動も落ち着くことでしょう。しかしながら、これで元通りになり安心安心とはいかない問題があります。それは稲作の衰退という現状です。日本の農業は高齢化が進み、農業離れが進んでいます。農業をやめる人が今後さらに増えていくと予想されるので、供給が追い付かなくなり、長期的には米の値上げ傾向は続くかもしれません。

 機械化の進化とともにIT関連も導入され、ドローンを活用して肥料や農薬をムラなく散布したり、スマートフォンのアプリで水位や水温を遠隔で管理するなど、米作も以前に比べればかなり効率的になってきていますが、それでも、人力が必要な重労働であることに変わりはありません。お米好きの日本人として、お米が食べられることへの感謝の心を忘れないようにしましょう。

かしこ

コメント

タイトルとURLをコピーしました