2025迎え送り火について

1. 解脱の教え

 今年も7月13日に迎え火をし、15日に送り火をしました。
毎年恒例のお盆行事ですが、今年も滞りなく行えました。
ご先祖さまも喜んでくれたと思います。

 迎え送り火を行うには条件があります。
我が家で毎年行えているのは、実家とお墓がわずか約300mしか離れていないためです。もしこれが1km以上離れていたら、行わないと思います。私の生家では、自宅が川崎市でお墓が成田市にあるため、当然行えなかったので、迎え送り火というものを知ったのは、こちらに来てからです。

 日本のお盆行事は迎え送り火だけでなく、様々なバリエーションがあるようです。そもそも、東京・神奈川・静岡などは7月13日~16日の新盆ですが、全国的には8月13日~16日の旧盆が多く、時期も様々です。
 東京なので、7月13日~16日の「7月盆(新盆)」ですが、私の住んでいる地域では、13日に迎え火をし、15日に送り火をするため、期間が1日短いです。昔からずっとこの習わしのようです。毎年、墓地では近所の方々にも会いますが、この迎え送り火の日にちは、どの家庭も同じようです。

 迎え送り火を毎年行ってきて25年が経ちましたが、これは宗教的な行事というよりは土着風習といった感じがします。ご先祖さまを自宅に迎え、2日後にお墓まで送るという行為自体は、ご先祖さまを大切に思うという気持ちを、形に表した行為だと感じます。しかし、私が感じるに、ご先祖さまのためにというよりは、昔からのお盆行事を守って、絶やすことなく続けている土着風習に映ります。この感覚の違いは、解脱会員の私からすると、ちょっとずれている気がしますが、ご先祖さまを崇拝し、家庭の伝統を重んじるのは解脱の教えですから、もちろんこれからも絶やすことなく続けていきます。

 迎え火の日は天候が良かったのですが、送り火の日の昨日は悪天候でした。
いつもは、18時半くらいに送り火に行くのですが、雨足が強かったのでしばらく待っていると、雨が上がったので8時過ぎに行きました。墓地から戻り、家に着いた途端、また雨が強く降り始めたので、とてもいいタイミングでした。
 また来年も家族みんな元気で、迎え送り火をしたいと思います。

かしこ

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