以前から気になっていた古典文学である「カフカ短篇集」を読み終えたので、感想を述べたいと思います。
チェコ出身のドイツ語作家である、フランツ・カフカの書物は非常に難解であると聞いていたが、ここまでとは😳というほど難しかった。
というよりは、読んでてよくわからなかったと言ったほうが適切だろう。私の読解力は人に自慢するほど高くはないが、それでも、そこそこはあると自負している。しかし、この本は読み終えても、何が言いたいのか? 一体何なのか? といった具合なのだ。これのどこが文学なのだろう?これではまるで狂人が書いた物語ではないか😳
短篇集で一話一話が短いので、話の内容は掴みやすいはずなのに、どの話も読後の頭の中は❓️❓️である。どうしてこれが世界的に評価されている文学作品なのだろうという疑問があるが、凡人の私には理解ができない、それは深い深い文学が潜んでいるのだろう。
それでも、「橋」はそこそこ面白かった。というよりは印象に残った。この話はどことなくブラック・ユーモアがあり、私の好みではある。この話を読み終えたとき、子供の頃に読んだある絵本を思い出した。たしか、橋の下の岩の化け物が橋を渡っている人を引き込むような話だったと思う。(うろ覚え🫨)それに、どことなく阿刀田高の小説っぽいし。
あと、この本と共通すると感じたのは、夏目漱石の「夢十夜」だ。この本も、かなりの狂人っぽさがあり、およそ正気で書いたとは思えない話がある。本書「カフカ短篇集」にも「夢」という「ヨーゼフ・Kは夢をみた。」という下りで始まる話もあったが、おそらく、夏目漱石は、この作品をモチーフにして「夢十夜」を書いたのではないだろうか🤔
難しいながらも、味はあると感じた話はあるにはあったが、では、この本以外のカフカ作品も読んでみようとまでは感じられなかった。もう、私はギブアップだ。まだまだあまいなぁ〜
かしこ

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