東野圭吾さんの『クスノキの番人』を読み終えたので、感想を徒然と語りたいと思います。先日に映画『クスノキの番人』が公開されましたが、なんとなく観てみたいと思ったので、まずは原作を読んでおこうと思い読むことにしました。いや〜読んで正解でした。
久しぶりに長編小説を読んだわけですが、やっぱり文芸作品は読みやすいです。私は読んでいて気になった箇所に付箋をはるか傍線を引くのですが、文芸系ではそんなにチェックすることないので、文章の世界に深く没入できます。今回も3箇所しか付箋を貼りませんでした。
この本のストーリーは、映画で上映されているという先入観もありますが、どことなくジブリ作品のような印象を受けました。ページ数にしておよそ500ページあるので読み応えはあるのですが、ページが進むごとに内容も濃くなってきて、先の展開が気になるので最後まで楽しく読めました。
ネタバレは書かないので、ザックリとした内容だけ書いておきます。主人公である「直井 玲斗」は、ひょんなことから母の異母姉である「柳澤 千舟」から神社にある「クスノキの番人」の仕事を依頼されます。この「クスノキ」に祈念に訪れる人々の案内をするのですが、クスノキの不思議な力について玲斗は何も知りません。しかし、来訪者との関わり合いの中で、徐々にその力を知ることになっていきます。その中で、様々な人間模様にも触れていき、玲斗は人間的にも成長をしていきます。そして最後には・・・・といったストーリーです。
東野圭吾さんの本は、昔に『白夜行』を読んだことがありますが、とてもおもしろかった記憶はあります(内容はまったく覚えていませんが😰)。もっと他の作品も読みたいと思ってましたが、東野圭吾さんの作品はほとんど電子書籍化されていないので読む機会がありませんでした。今はこうして紙の本も並行して読むようになったので、今回この作品を読んだのですが、ほんとに紙の本もこだわりなく読むようになってよかったと感じました。電子書籍のみで本を買うと決め込んでいたら、こんなに面白い本をスルーしてしまうのですから、実にもったいないことです。
この『クスノキの番人』はクスノキの不思議な力も面白いところですが、何と言っても最後にある事実です。これを知ることで読者は「はっ‼️」となるわけですが、これがほんとに凄い。この感動を映画の方ではどのよう描写するのかとても気になります。機会があったら映画版も観てみたいです。絶対におすすめできる小説です、ぜひ読んでみてください。
自分に刺さった一文
千舟「この世に生まれるべきでなかった人間などいません。どこにもいません。どんな人間でも、生まれてきた理由があります。そのことだけは覚えておきなさい。」
かしこ

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