悪い癖は幾つになっても直せる

1. 解脱の教え

歳を重ねて、人は人格形成をしていきます。
子供の頃には見るもの聞くもの全てに興味を示し、学生時代に様々なことに挑戦して喜んだり落ち込んだり、社会人になって世間の良いところと悪いところを見て、中年になって色々な事に思いを巡らせたり‥‥
あらうる経験が人格を作り上げていきます。

そのなかで『癖』というものも知らず知らずのうちに人の中に出来上がっていきます。そして、付いた『癖』はなかなか消えません。なので、「良い癖」は大いに結構❗️
例えば、夜更かしを嫌い、朝に早起きする習慣を続けた結果、早起きする癖がついた。あるいは、食卓に出された食物は、少々苦手なものでも残さず食べる様にしてきた結果、殆ど食べ物の好き嫌いがないetc‥‥
この様な『癖』は自分自身の大きな味方になってくれます。

しかし、逆に「悪い癖」は困ったものです。
上記とは逆に、夜更かしが習慣になってしまい、朝なかなか起きれない。食べ物の好き嫌いが激しく偏食気味なってしまたetc‥‥
こういう『癖』はマイナス以外の何者でもありませんね。

何歳であろうと癖は直せます

一度付いてしまった『癖』はなかなか直す事ができません。
まだ子供の内か10〜20代くらいの内なら比較的簡単に直せるかもしれませ。しかし、年を取るにつれ直し辛くなります。

それは何故でしょう?
歳を重ねていくと、様々な経験を積むことで人格が形成されていきます。そして自尊心が生まれます。しかし、時として、このプライド(自尊心)がある為に人の忠告を無視する様になります。しかも、人は年を取ると更にその傾向が強くなります。「プライドが邪魔する」という事ですね。

しかし、自分の『悪い癖』をしっかりと自覚し、正す努力をすれば必ず直ると私は思います。

私の経験を話しますと、私は50歳を超えるまでずっと箸の持ち方が変でした。今までにも一緒に食事をした人から指摘を受けてきましたが、「別に掴めれば問題ないでしょ」くらいに思って、改めようという気がなかったのです。しかし、1年くらいほど前に「やはり、こんな箸の持ち方では恥ずかしい。直そう」と決意し、それから毎食時に正しい箸の持ち方を強く意識する様にしました。それから半年くらい経って、ようやく人並みの箸の持ち方を出来る様になったのです。箸を正しく持てればご飯粒を一粒摘むことも容易だと知る事ができました。

この様に、50歳を過ぎても悪い『癖』を直すことはできるのです。
解脱会会員さんでも、先生方や支部長さんから頂いた注意を素直に聞いて自己反省し、正す努力をされた方は幸せな人だと思います。そうじゃなく「そんなこと言ったって!」と我を張って屁理屈ばかり言ってる方は、いつまで経っても変わらない不幸な人だと思います。
何歳になっても人は成長でき筈です。それには人からの忠告を聞き入れる素直で広い心を持ちましょう。

かしこ








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