「尊者の贈り物~一千年後に向けて~」を読んで

尊者の贈り物 田村周子 1. 解脱の教え

この記事は、私の旧ブログから転載して再編集したものです。

田村周子さんの「尊者の贈り物」を読みました。
こちらの本は解脱会が発行している本なので、解脱会でした売ってません(たぶん。)

初版は昭和58年なので二昔前の書物ですね。著者の田村さんが昭和15年に解脱金剛様のもとに訪ねて、解脱会員となり、金剛様から指導を受けた日々が語られています。
本文は当時のままで、現代的な校正は掛けられてないようなので、やや読みずらい部分もありますが、却ってそこが当時の情景を映しているような感覚になって、味わい深く読めました。

田村さんは社会活動で大変な努力をされながらも、解脱の教えを素直に学び抜いた姿勢に感服しました。
当時は戦前・戦中・戦後の時代で、働いて働いてお金を得て、何とか生活するのが精一杯の時代背景だったと思いますが、そんな中でも金剛様から指導を受けて、それを実践し世の為人の為に尽くし、解脱会に沢山の方を導かれたのですから、そうそう真似のできない、物凄い事をやり遂げた方だったようです。

解脱金剛様のもとに足繁く通っておられたようで、たくさんの勉強を金剛様から直々に貰われていたようですが、当時でも、こんなに個人で勉強を貰えた方はそうそう居なかったのではないでしょうか。田村さんがかなり熱心だった事もありますが、何より金剛様から見込まれていたのでしょう。(凄い!)

日常生活の中では、なかなか宗教のお誘いができません(勇気ない)。それではWEBサイトを立ち上げて、少しで解脱会の教えを広めようとこのブログを始めた訳ですが、まだまだ努力が足りない様です。

人を導くという事は、解脱の教えに対する絶対の信念と、人を動かす大変なエネルギーが必要です。
ですから、本気でお導き業をさせて頂くには、一にも努力、二にも努力、三にも努力が必要だという事を、この本から気付かせていただきました。

田村周子さん、大切な贈り物をありがとうございました。この本から得た教訓を身につけて、これからのお導き業に生かしていきます。

かしこ

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