「真行」を拝してを読んで

真行を拝して 1. 解脱の教え

青山佑次先生の「真行」を拝してを読みました。

この本は、解脱金剛様が残された「真行」をわかりやすく解説された内容です。
「真行」は金剛様が生前中に書かれた本で、「千読万読せよと」と言われたそうで、この本に解脱の教えが集約されていると言ってもいいかもしれません。私も何回も読んでいますが、意味が理解でない部分もあり、とても内容が難しいと感じてます。もっとも、解脱の教えがそう易々とわかる筈もないのですが。
ですので、「真行」を噛み砕いて解説されているこの本は、我々解脱会員にとって、実に有難い本であると思います。

天神地祇にすべて通じている

先に述べた様に、この本は金剛様が残された「真行」をよりわかりやすく解説されたものですが、私がこの本から一番勉強させてもらったのは、あらゆる神仏は天神地祇に通じているということです。
氏神様であれ、お不動様であれ、あらゆる神仏万物の頂点は、天神地祇大神であるということです。この事を次の様に実に理解しやすく解説されています。
神様仏様にはそれぞれ役割があります。会社に例えると、代表取締役社長を下にに専務・常務・部長・次長・課長‥…etcと色々な部署がありそれぞれの役目を果たして会社が運営されています。
神仏の世界をこれに例えると、天神地祇大神が社長であり、その下にあらゆる神仏がそれぞれの役目をもって働いているということです。これは実に解り易く、そして理解しやすい説明だと思いました。
私も神仏に手を合わせ感謝に念を捧げるとき、それが家の御神前であっても氏神であってもお不動様であっても、それぞれ別々の言葉を選んだりしません。全て同じ心で参拝しています。
この神様は学問の神、この神様は金運の神、この仏様は安産の神‥‥etcと世間で分別されています。たしかにそれぞれの神仏に役目はありますが、要は全ての源は、天神地祇大神に至るのです。この事を実に大事なことであり、改めて勉強させていただいて大変ありがたく思ってます。

霊魂の話も興味津々

本書では、霊魂、霊界、神界などの話もわかり易く解説されていま。
若い世代の人なんかは、宗教には毛嫌いしても霊の話は興味があるという方が多いと思います。
なので、若い方が読んでも最後まで興味津々で読めると思います。
私もこう言った話が大好きなのですが、解脱会の講話でも、こう言った霊魂の話や幽玄界や霊界神界の話は聞く機会があまりなかったので、最後まで新鮮な気持ちで楽しく読めました。
一般的に死ぬ事は怖い事だと思います。私自身も正直死ぬのは怖いです。しかし、死後の世界、霊魂の世界を勉強することによって、その恐怖が少し和らぎました。また、霊界にいる祖霊に対して、改めて考えいる様になりました。実にありがたいことです。
「真行」に書かれている文章は難解なのですが、金剛様は神霊祖霊の事も我々会員に書き残されているのだということを改めて気づかせていただきました。

青山先生へ

青山佑次先生に初めてお会いしたのは、私がまだ10代後半の頃だったと思います。ですから約35年くらい前です。東京第一教区初台支部に所属していて、その当時、私の両親は家で座談会を毎月開催していたのですが、初台支部の同じ班の会員さんと近所の方にも声を掛けて色んな人が沢山集まっていました。その座談会に青山先生が出講していただき、話を聞いたのが初めてだったと思います。それからも、準支部になり、そして川崎宮崎台支部になるまで、何回も出講していただきました。
毎回、ユーモアを交えながら講演されていましたが、特に神霊祖霊の話をよくされていました。神霊祖霊の世界からすれば、現代科学で解明していることなんてほんの僅かの事柄に過ぎないという話をよく覚えています。霊魂を否定する科学者は下っ端で、崇高は科学者は、大宇宙に何らかの意思があると認めているとも話されていました。実に興味深い話でした。

私の支部である川崎宮崎台支部設立を推進していただいたのは青山先生です。両親は先生から「山口さんのところで支部をやりなさい」と言われたそうです。
人数が少ないながらも、支部長以下会員の皆で協力しつつ今日まで支部を続かさせていただいております。たしかに支部になって、座談会や準支部の頃と比べると苦労も増えましたが、私としては支部にさせていただいて本当に良かったと思います。

青山先生、誠にありがとうございました。
また先生のユーモアたっぷりで分かり易い解脱の講義を聞きたいと思います!

かしこ

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