私は洋楽が好きです。
洋楽にハマり出したのは10代後半で、アメリカンチャートのビルボードトップ40にランクインしてくる曲をよく聞くようになりました。当時、神奈川テレビ(TVK)で毎週火曜日に放送していた「Billboard TOP40」をかじりついて見てました。(現在でも放送されてます。)そこから流れてくる音楽は、日本のポップシーンとはまるで違うオーラがあり、多大なる影響を受けながら聴いていました。それから数十年、洋楽を愛聴し続けています。
様々な音楽を楽しむ
いつの時代も流行りはあるます。例えば1980年代はダンスミュージックが台頭しましたし、1990年代初頭にはハウスミュージックが流行ったり、黒人男性グループのR&Bが流行ってヒットチャートの上位に君臨している時期もありました。しかし、ヒットチャートが、そういったブームの音楽ジャンル一辺倒になる様なことははなかったのです。ロックバンドはしっかりとロックで勝負してヒット曲をだしていたり、ポップシンガーが心にグッとくるようなバラード曲を提供したり、時には所謂「一発屋」が突飛な曲で大ヒットさせたりと、さまざまなジャンルがごっちゃになってチャートを組み上げていました。
私は、そういったビルボードチャートの中で様々な音楽を聴いて、新しい曲調やサウンドに出会えるのが楽しみでした。
偏ったジャンルに
しかし、この数年はどうも聴いていてハマれない、聴いていて楽しくないのです。以前のようにお気にいりの曲に出会えなくなってしまいました。
アメリカはEDMブームになり、そして今はヒップホップブームです。そうなると、殆ど同じようなアーティストが毎回チャートインしまくり、40位内はヒップホップ勢が占有してしまっているのが現状です。以前はさほどシングルヒットしなかったカントリーミュージックもよくチャートインするようになりましたが、逆にそれが単調に感じます。(日本人にはカントリーミュージックの良さがあまりわからないかも)。もえちろん、ポップスと呼べる曲もあるのですが、多かれ少なかれヒップホップ的なサウンドを取り入れたものばかりで、やはり曲が単調に感じてしまいます。ちなみに、ロックは全滅と言っていいでしょう。とにかく、加工された音ばかりで『楽器の生音』が聞こえてきません。
冒険しない音楽業界
何故こうなってしまったかというと、「手堅い」からだと思います。
今はヒップホップ系のサウンドを取り入れた曲をリリースしておけば、ヒットする確率が高いと思います。なので、どうしても似たような音が量産されてしまうのではないでしょうか。
ヒップホップはそれでいいとして、ポップスにしても、打ち込み系のサウンドを多用しているようなのばかりです。
さすがに、これでは詰まらないと思うのですが、まだまだヒップホップ系の曲が売れまくっているので、今しばらくこの状態が続くかもしれません。悲しいことですが‥‥
それでも『今』を持ち続ける
それでも私なんかは音楽が大好きですから、今の音楽が口に合わないのならばと、この数年は昔の音楽をよく聴くようになりました。1970年代とか1980年代のロックやポップスです。しかし、『現在進行形』のヒット曲も全く無視するということはしません。そうなってしまったら完全にジジイ脳です。「昔は良かった、今はダメだ」という感性は私の一番嫌いなことです。何故なら、そうなってしまうと人間的成長が止まってるように感じるからです。
もしかしたら‥‥‥
今のビルボードヒット曲に「良さ」が感じられないのは、すでに私の音楽感性がズレてしまってる、歳を取ってしまってるからでしょうか😭😭😭
これからも、毎週ビルボードチャートを追いかけます。
かしこ
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