「そして、バトンは渡された」感想

4. 趣味

瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読みました。
あまりのも面白かったので、映画版もAppleTVでレンタルしました。
その感想を書きます。なお、このブログは2022年1月に私の旧ブログからの転載を修正・加筆したものになります。

小説版の感想文

面白い本は止まらない

映画化もされ令和最大のベストセラーと謳われている作品なので今更かもしれませんが、いやはや本当に面白い小説でした。
そして面白い本はあっという間に読み終えてしまいます。話の展開が気になって中断することなくずっと読み続けてしまうからです。まさに今回はこれでした。
逆に言うとちょくちょく中断しながら読む本は、無意識ながらもツマラナイと感じているのかもしれませんね😅

スッと流れる優しさに満ちたストーリー

この本は優しい、とにかく優しさに溢れている。
それはまるで、川に浮かんだ木の葉がお日様を浴びながらスイスイ流れる様なイメージです。
私などは涙脆いので何度も目頭が熱くなるってしまいました😢
主人公の名前は優子といいましが、まさに漢字の通り優しい子です。そして、その他の登場人物もとても優しい人たちばかりです。
どんなに辛い人生でも、こんなに周りの人たちが優しいのなら乗り越えられるのかな🧐
でもまず、人から優しくされたいのなら、自分が人に優しくすることをしなければ始まらないと思います。この物語の主人公、森宮優子みたいにね🤠

当たり本に当たりたい

私も案外ミーハーなところがあるので、本屋さんに行って買う本を選ぶときは、「〜〜大賞受賞!」なる広告にやられるタイプです😅
しかし、それでいいのかなと最近思います。本屋さんでイチオシされている様な本は確かに読み応えのある本である確率が高いからです。今回はまさに当たり本でした。
良作に当たると、さらに本が読みたくなりますよね〜。で、ちょっと退屈な本に当たると、休読モードに入っちゃいます😅

映画版も当たりです

小説がとても面白かったので、そうなると映画版も気になります。
読んで面白かった小説の映画版を見るのは、結構賭けだったりします。映画になると、何故か駄作になってしまうのだありますよね〜🤨 そういう映画を観てしまうと、せっかくの面白い小説を傷つけられてしまった様な残念な気持ちになります。小説って読んでると不思議で、登場人物の人物像が自分の空想の中に展開されますよね、声音も聞こえてきそうなくらいに。だから映像化された時に、自分の中での人物像と食い違っているとガッカリしちゃうんです。
しかし今作は映画も当たりでした。
ストーリーは原作通りで(一部違うところもありましたが)、変なアレンジもなく、この作品の面白い演出が十分に活かされてました。そして、小説で泣けるシーンはやはり泣ける😭
出演者の方も、登場人物にドンピシャな役者さんばかりで違和感なし。特に、優子ちゃんの三人のお父さん役は、どの役者さんもハマってました。その中でも森宮さんを演じるのは、田中圭さんしかいないでしょ!ってくらいにドハマリでした。個人的に。

なんか小説版との比べた感想になってしまいましたが、映画版『そして、バトンは渡された』だけの映画鑑賞としても本当にいい作品だと思います。ですから、小説を読まずに映画だけ観ても全く問題なく楽しめると思います。逆に、映画が面白かったら小説版を読んでみるのも良いかもしれませんね。

かしこ

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