この記事は、私の旧ブログから修正加筆しました。
井口ふみさんの「お仕えした日々」を読みました。
こちらの本は解脱会出版なので、普通の本屋さんには売ってません。
初版は昭和53年で今回読んだものは平成2年発行の改定版です。著者の井口ふみさんは昭和6年から金剛様がご遷化なさるまでの18年間を、金剛様のお側でお仕えされた方です。こちらの本は、田村周子さんの「尊者の贈り物」とは違い、現代的な文書なので難しい言い回しもなくスラスラ読めました。
成田のお不動様からのお導きで金剛様に出会い、修行者としてお仕えした日々の事柄が書かれています。日付もしっかりと書かれていて、この日にこれこれの事がありましたと書かれているので、おそらく日記などに記していたのではないでしょうか。かなり几帳面な方だったのでしょうね。
金剛様直々の勉強はたくさん貰っていたみたいですけど、修行者としてのお役目なので、金剛様の身の回りのお世話をし、道場に来られる会員さんへの奉仕等々で、朝5時には起床して夜床に就くのが1時過ぎだったことも多々あったようです。(金剛様が朝は早くから活動されて夜遅くまで活動されていた為)金剛様のもとで修業できたなんて羨ましいと思いつつも、怠け者の私にはとても真似できない仕事だと痛感させられました。
井口さんは大神様から金剛様の元で修業するようにと、特別なお役目を頂いたのでしょう。とても常人ではやり遂げられなかった修行だと思います。
金剛様からご注意や勉強を頂いたときは「大変有り難い事です」と書かれてます。これはその通りだと思います。しかし、金剛様とお供させて頂いて神様参りをされたり、ちょっとした(普通に考えて面白い事でない)事があった時に「とても楽しい思い出です」と書かれている言葉が多くありました。
このことから、「なんて欲のない人だ」と思うと共に、私は深く共感できます。金剛様にお仕えすることは大変な修行ですから、苦労は沢山ある日々であったと想像できますが、金剛様からの指導、解脱会の教えが絶対であられたので「楽しい」と感じられたのでしょう。
私自身も、10代の頃に川崎市宮前区の家から渋谷区北部にありました初台支部の下元先生のお宅まで、3か月間一度も欠かすことなくお浄めに通わせて頂いたことがありました。平日は学校帰りに行きましたが祝日日曜日は家から通いました。片道約1時間15分くらい掛かり大変ではありましたが、やはり「楽しい思い出」なのです。この感覚はちょっと文書にしずらいですが、支部に行くことが楽しかったのです。
金剛様ご遷化後の体験もたくさん書かれてますがこれがまた凄い!
夢の中で金剛様にご指導されたり、神様の前で霊眼を体験された事が複数回あった様です。
おそらく当時の先生方でもここまでの体験を、しかも複数回された方は居ないんじゃないでしょうか。それはきっと、井口ふみさんは「金剛様は絶対」だという純粋な心を持っておられたからだと思います。
私も「金剛様は絶対」という心持です。しかし残念ながら金剛様の霊夢を見させて頂いたことはありません。金剛様の夢をみた時は、たいてい朝方4時半~5時の間だったそうです。私もいつか金剛様からお声をかけて頂けるように努力精進していきます。
かしこ
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