人の情念は怖い

情念は怖い 1. 解脱の教え

「情念」とは人の内に秘めた感情であり、想念(心の中の考えや思い)とも言い換える事ができます。「喜び」や「楽しみ」「愛情」等の良い感情はいいのですが、「憎悪」「嫉妬」「怨嗟」等の負の感情は困ったものであり、とても怖いものです。今回は、こちらの悪い方を語ります。

人を恨むと

昔から、人に恨みの念を送る方法として、「木に藁人形に釘を打つ」という方法がありますが、他には神社仏閣に呪いの心願を掛けたりする人もいます。また、こういった特別なことをしなくても、心の中で強く恨む情念(想念)が大きくなると『生き霊』と成ります。この『生き霊』が恨んだ相手を苦しめる事になります。
恨む側は「恨んで呪って復讐してやる」・「苦しめてやって、いい気味だ」となって、胸がすくと思うかもしれません。ところが『生き霊』を掛けられた方は苦しみますが、掛けた側も同じ様に苦しみと不幸が襲ってきます。
ですから、人を恨む様な「情念」を持ってはいけません。やがてはその念が自分や子孫に戻ってきてしまうのですから。

私は解脱会の勉強をする中で、この「情念」の怖さを色々と見てきましたので言い切れます。

お金・愛欲の情念

人間同士の争い事、恨み事の多くが「お金」であり、「恋愛・愛欲」だと言えます。
お金の争いは怖いです。
例えば、貸したお金を持ち逃げされたらどうでしょう。少額ならば諦めて忘れることも出来るでしょうが、高額であった場合は中々そうはいかず、相手を恨みに恨むと思います。または、儲け話を持ちかけられ、うっかりその話に乗ってしまった為のお金を騙し取られたらどうでしょう。絶対に許せないと憤怒すると思います。
愛欲の絡れも怖いです。
生々しい例えですが、もし、旦那が、または妻が浮気して、浮気相手と一緒に逃げられたらどうでしょう。浮気相手と逃げた伴侶を殺したい程に憎むのではないでしょうか。または、女性などが一方的に恋愛感情を持たれてストーカーされ、スマホに毎日何十通も連絡が来たり、家の外で張られたりして怖い思いをしたら、精神が疲弊して体調を崩したりして、そのストーカーを恨み憎むと思います。

お金、愛欲が原因の情念は、本当に怖いです。

すれ違っただけで

ここまで読んで、私は情念とは無縁だと感じた方もいると思いますが、日常で自分には非が無いのに「情念」を受ける事があります。
例えばあなたが綺麗な女性だったとします。あなたが街を歩いている時に、すれ違った男性がこう思います「綺麗な人だな、この人の旦那は羨ましい」と。これも立派な「情念」です。あなたと旦那さんは、余計な情念を受けることになります。綺麗な女性は損ですね(笑)
冗談はともかく、このように些細に日常でも人からの情念を受けたり、または掛けたりしてしまいがちなのです。しかし、気にしてばかりいてはまともに生活を送れませんね。
それではどうすれば良いか?
ずばり、私は神様にお守りして貰うしかないと思います。その為には、家の神棚や仏様に手を合わせたり、氏神様に参拝してお守りを授かり、何時も身につけるのが良いと思います。

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私たち解脱会には、これらの人の想いや生き霊からお守りして下さる「即身様」というお守りがあります。私は常に身につけています。大変ありがたい事です。

かしこ



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