この夏読みたい小説第四段ということで、著者:杉井光さんの「この恋が壊れるまで夏が終わらない」を読んだので感想を語ります。
タイムリープ物にハズレなし??
表紙が気に入り、タイトルも間違いなく夏に関連した話だろうということで、本屋さんでゲット。
おそらく高校生の恋愛がテーマであろうと予測して読み始めました。
予測できなかったのが、まっさかのタイムリープ物ということ。少しこの時点でガッカリ🤷
またですか〜という感じ。前々回に読んだ「夏への扉」もそうだったんで、余計そう思いました。
タイムリープ物だとやはり、「君の名は」が私的には最高峰ですが、なんか最近のメディアが安易にタイムリープ物を扱ってる気がして少々嫌気がさしてます。たしかに、この手を扱ったストーリーは面白いものが多いんですけどね🙂
そして、この小説はどうだったかというと、しっかり面白かったです。よかった😌
時をかける
あっちこっちのいろんな時間軸を移動する内容ではなく、何回も同じ時間に戻って、正解を見つけるという内容です。これまたありがちな設定ですけどね。
しかしです。読み出したらもう止まらない〜というくらい、この世界観に引き込まれました。特に、中盤くらいからの展開がメチャ面白くて、そこからはほぼ一気読みでした。サスペンス要素もあるので、「真実は如何に」となり、それを考察しながら読んでいるのも楽しかったですね。
そして、最後のオチも、真夏が終わり秋風を予感させる様な爽やかな感じがしてよかったです。
軽い感じの小説でしたが(こういうのをライトノベルと言うのか🫥)、他の事を忘れさせて一気に読ませられたのですから、個人的にかなり当たりの小説でした。
毎回本を読んでいて思いますが、付箋を挟んで休止した後に、しばらく時間が経ってから重い腰を上げて読書を再開するようではダメですね。もうその本を読むだけ時間の無駄なのかもしれませんが、私は勿体無いので一応読破を目指しますが。
久しぶりに小難しいこと考えずに、最後までストーリーに没頭できた小説でした。
かしこ
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