優しい人は、人からも優しくされる

優しさ 1. 解脱の教え

人から優しされるのと、意地悪をされるのはどっちがいいですか?
当然、優しくされたいですよね。
では、どうすれば人から優しくされる様になるのか。今回はこれについて語りたいと思います。

人から優しさを受けると、自分も人に優しくする。

私は最近気づいたことがあります。

夕方に江戸川堤防にウォーキングに行っているのですが、堤防側に渡る際に信号機のない横断歩道を渡るので、車が途切れるまで待っていると、止まってくれ車やバイクに出会すことがあります。
この時「なんて親切な人なんだろう😃」と思い、止まってくれた車に対して軽く会釈をして足速に横断歩道を渡るようにしています。そして、人から受けた親切を肌身に感じて、とても嬉しい気分になります。

そうすると今度は、逆に自分が車を運転している時、信号のない横断歩道に差し掛かった時に、待っている歩行者や自転車がいると、車を止めて歩行者が渡るのを待つようになりました。すると殆どの方が、やはり軽い会釈をして横断歩道を渡ります。この時も「人に優しくできてよかった😀」と嬉しい気分になるのです。

私は結構自分勝手な交通マナーで、車を運転している時に、信号のない横断歩道や十字路では自分優先になりがちで、歩行者に譲る気持ちが薄かったのです。
しかし、自分が歩行者に時に、信号のない横断歩道で何度も車両から道を譲ってもらっているうちに、歩行者や自転車に対して道を譲る思い遣りの心を持つことが出来るようになったのです。

人に優しくされると、今度は自分が人に優しくすることが出来るようになるんです。
この事に深く気づきました。

人から意地悪をされると、自分も人に意地悪をする。

では、人から意地悪をされたらどうなるでしょうか?

私は以前に、得意先回りの営業をしていました。時には、飛び込みの営業もしていました。
大抵のお客様は良い方で、話も良く聞いてくれてましたけど、中にはとても意地の悪い方もいます。
遠方から出向いているのに営業マンを馬鹿にするような態度を取ったり、自分が悪いのにこちらの所為にしたりされた事も多々ありました。
意地悪をされ続けられると、どうしてもストレスが溜まります。
そうすると、今度は逆に、自分の事務所に飛び込みで来た営業マンに対して、鬱陶しく感じて、話も碌に聞かず追い返してしまうような性格の悪い事をしてしまうのです。

私は普段、飛び込みの営業に対して、営業内容に興味がなくても、一応概要だけ聞いてからやんわりと断るのようにしているのですが、意地悪され続けていると、相手にも意地悪な態度を取ってしまうようになるのです。
実に困った事です。

まずは自分から行動を変えていこう

このように、人から受けた影響が、良い方でも悪い方も自分の態度に変化を与えます。

良い影響だけたくさん受けて、悪い影響を避けていければよいのですが、中々そう都合良くはいかないのが日常です。一歩、家から出れば必ず社会と関わることになり、人から優しくされる事もあれば、時には意地悪をされたり攻撃される事もあります。
そして、こうやって人から受けた影響が自分に深く影響をしてくるのです。

では、外部からの影響が、心の在り方を形成する全てなのでしょうか?
いいえ、決してそんなことありません。
人からの影響を待つのではなく、まずは、自らが、人に優しくすることが大切だと思います。
人を思いやる、人に親切にする。このような自分に成れれば、必ず人からも優しくされる様になる筈です。

たとえば、こんな思い出があります。
私の母方の祖母は(故人)とても優しい心の持ち主でした。私も子供の頃に散々可愛がっててもらいました。そんな祖母と混雑した電車に乗って立っている時、祖母はよく席を譲ってもらえるのです。私は子供ながらに、いつもいつも席を譲られる祖母を見て不思議に思ってました。「おばあちゃんは、優しい顔してるから人から親切にしてもらえるのかな」と当時は思ってました。
今思えば、祖母は人に優しくしていたからこそ、あらゆる人からも親切にされていたのだと感じます。

心の優しい人は、人からも愛されるようになりますし、逆に、意地悪な性格の人は、人から憎まれるようになるんだと思います。きっと、これは自然の摂理ではないでしょうか。
もっとも、性格は顔に現れるので、外見的な要素もあるでしょうが。

私は解脱会の教えを学び「人間よろしく思いやり」の精神を成長させていこうと思います。

かしこ

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