あいみょんのアルバム「瞳へ落ちるよレコード」レビュー

瞳へ落ちるよレコード 4. 趣味

あいみょんさんのニューアルバム「瞳へ落ちるよレコード」をApple Musicで聴いたので、感想を書きます。

どことなく、サイケデリック

いつの間にかあいみょんのニューアルバムが発売されていることを知り、さっそくApple Musicで聴きました。今となっては、Apple Musicもロスレス配信が当たり前なので、CDと変わらない音質で聴けますから(それもCD発売日に)改めて凄い時代だと思います。

前作のアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」から約2年ぶりに発表された今回のアルバムですが、第一印象は、ロック寄りに戻って来たかなという印象でした。前作のアルバムは、かなりポップなサウンドで聴いていて楽しげな内容でしたが、今作は、原点回帰を意識したかどうかはわかりませんが、デビュー当時のあいみょんにあったインディーズ・ロック感があるように感じました。

あいみょんは好きなアーティストなのですが、ここ最近のポップス路線はあまり好みではなく、デビュー当時の雰囲気が好きだったので、個人的には嬉しく思いました。

そして、今作は、どことなくサイケデリックな感触がある様に思えて、これがまたいい感じだと思います。あいみょんはビジュアル的にもサイケデリックなイメージがあるので、上手くマッチしている様にも感じました。

あいみょんは「B級」

「マリーゴールド」の大ヒットで、一気にメジャーアーティストになったあいみょんですが、ここ数年の、少しキラキラしてギターを抱えたポップスシンガー路線が、私的には残念でしたが、今作を聴いて、またあいみょん熱が出て来ました。

あいみょんの魅力は、ずばり「B級」なところだと思うんです。

楽曲がヒットすればCDが売れ、サブスクリプション内でも上位にランクインするようになり、ライブ会場も大型になってメディアにも取り上げられる様になります。ローカルなアーティストからビックアーティストになると、それに応じて変化していかないといけないことは理解できます。シングルをリリースし続ける以上、ヒット曲を出さなければならない。その為には、曲がヒットする法則を取り入れなければならなくなる筈です。そうなると、ある程度の「世の中に合わせる」「リスナーの期待に応える」ことが必要になるんじゃないでしょうか。ここ最近のあいみょんの楽曲には、そんな感覚を覚えてました。
でも、アーティストとして成長し続けるならば変化は必要ですからね。何時までも同じ場所にいたら世間から飽きられてしまって、それこそヒット曲も出しにくくなります。一線級でアーティストを続けるのは難しい事なんでしょうね😔

今作の「瞳へ落ちるよレコード」には、あいみょんの「B級」らしさがしっかりあって、これぞ、あいみょんの作品だといえるアルバムだと思います。決してアングラまでは行ってないけど、売れ線ポップスからは一線引いた様な絶妙なバランスだと思います。もっと聴き込んでみようと思います。
7曲目の、「強くなっちゃったんだ、ブルー」とラストの「愛を知るまでは」が特にお気に入りかな😇
いつの日か、アングラにどっぷり浸かったあいみょんも聴いてみたいなぁ〜

かしこ

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