ガソリンスタンドは何処へ

2. 社会

一昔前は、サービスで窓を拭いてくれたり灰皿清掃をしてくれるのが当たり前でした。現代はセルフスタンドが主流になってます。

私は以前ガソリンスタンドマンでしたから、ふと今でもガソリンスタンドのことを考える時があります。車もハイブリッド車が増え、近い将来は電気自動車等のCO2を排出しない車も市場に出てくるでことでしょう。そうなると当然にガソリンスタンドの需要は減っていきますが、そうなるとどうやって商売を続ければいいのだろうと心配してしまいます。
元々ガソリンスタンドではガソリンだけを売っていても利益がとても薄いので、その他の商品、洗車・オイル交換・タイヤ交換etc・・・を積極的に販売していかないと商売として成り立ちません。当時は私もよく、オイル交換や洗車を来客に勧めて販売していたものです。しかしお客さんの立場になると、そういう風にセールスされるのが煩わしいので、所謂フルサービス型のスタンドを避けて、定員から声を掛けられないセルフ型スタンドに給油に行く人がかなり増えた様に思われます。サービスの一環でやっている窓拭きも、拭かれるとかえって窓が汚れたりするで有難迷惑みたいです。たしかに、窓を綺麗に拭くのってかなり難しんですよ🧺

そんこんなで、従来のフルサービス店は現状でもかなりセルフサービス店にお客を取られていると思いますが、今後さらに厳しくなるのか・・・
いや、ハイブリッド車旺盛で来客回数が減っている今こそ、フルサービス型のガソリンスタンドはアイディアを出して奮起する時だと思います。一つ取り上げても、セルフ型スタンドに絶対真似できないこと、それは来客が車から降りることなく給油ができることです。特に夏や冬の季節、雨降りの日などは車から降りたくないですから、乗車したまま会計まで完結する昔ながらのシステムは有難いはずです。窓拭きもちょっと手間はかかりますが、キッチリ視界良好にする方法があります。さらに、さほど手間もコスコも掛けることなく来客に少し喜んでもらえるアイディアも考えればいくらでもあると思います。ですから、これから先はフルサービス型ガソリンスタンドは工夫次第で、セルフ型に打ち勝てる要素は十分あると思います。
オートフォーメーション化が進んでいるこの時代だからこそ、逆の発想が大切なのではないでしょうか。

かしこ

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