ドルビーアトモス対応の音楽は
では、ドルビーアトモスに対応した楽曲はどう聴こえるかということで、ビートルズのアルバム『アビーロード』を聴いてみました。このアルバムがドルビーアトモスに対応した時にAirPodsMaxで聴いたのですが、楽器一つ一つがしっかりと分離し実在感が増した様で、サラウンド的凄さよりも、音がリアルに立ち上がっているのが凄いと感じました。
今回のHomepodでは、やはりヘッドフォンとスピーカーの聴こえ方の大きな相違である「音場の広がり」がAirPodsMaxとでは段違いです。音と音の距離がより明確になり、楽器の実在感がよりリアルに伝わってきます。
続いて、ジョージ・マイケルのアルバム『FAITH』を聴いてみました。
こちらもアビーロード同様に楽器がリアルに感じられ、「はっ😵」とする様な聴こえ方がする所が何箇所かありました。このアルバムも何百回と聴いていますが、また新たな体験ができました。このアルバムはヴォーカルの歌い方に、もの凄く気を遣った作りになっているので、そこら辺のニュアンスもより良く掴めた様に感じられました。
音楽ソースに於けるドルビーアトモス音源は、音に包み込まれるサラウンドというよりは、ヴォーカルや各楽器の実在感がしっかりと浮かび上がり、よりリアルでライブな聴こえ方がする様になると思えました。
しかし、映画視聴したときの様な立体的な聴こえ方はあまり感じられず、音楽を聴く上でのドルビーアトモス効果はそんなに強くないとも感じました。もっとも、拘り抜いて作り上げられた音源は、２本のスピーカーであっても十分に立体音響を実現できていますからね。
部屋がオーディオルームになり得ます
まとめです。
結論、私としてはHomepod２台利用で高音質のオーディオステレオスピーカーとして成り立つと思いました。その実力の程は、４畳半〜10畳、あるいはリビングルームでのオーディオ用途としても十分に活用できると思います。当たり前ですが、オーディオ専用ルーム等で100万単位のお金をかけたシステムに勝てないと思います。（聴いたことないですが😅）ただ、一般の家で楽しむオーディオシステムとしては合格点だと思います。
特に以下の点を求めている方には最良と思われます。
・寒色系は苦手、暖かくて柔らかい音が好き。
・スイートスポット（良い音を聴く最適なポジション）をあまり気にせず、部屋でくつろぎながら音楽を楽しみたい。
・小さいスピーカーしか置けないが、重低音もしっかり出したい。
・音に色付けが少ない、モニター調の音を好む。
・音源はiPhone等のApple製品から聴く。
以上の条件でスピーカーを探している人にはドンピシャな商品だと思います。ちなみに、このHomepodを購入するのであれば、Wi-Fi環境下でiPhoneかiPadが必須になります。何方かが無いと、電源を刺しても起動することも出来ないので、ただの飾りになってしまいます😱
ただし、iPhone等からセットアップすれば、そのあとはMacからもAirPlayで接続できます。（Androidからは不可）Apple TVへの接続は試してないので分かりません。（iPhone等がなくてもApple TV単体で接続できるかも）いずれにせよ、Appleユーザーのためのスマートスピーカーということです。
Homepodは１台44,800円（税込）します。２台で89,600円（税込）です。
ここで書いた様なオーディオスピーカーとして楽しむ為に購入するのであれば、絶対に２台購入すべきです。残念ながら１台では本領発揮できません。「２台となると高いなぁ〜」という声も聞こえてきそうですが、私は高くないと思います。むしろ安いと感じるくらいです。
私の以前の環境ではティアックのアンプAX-501が50,000円、707S2がペアで130,000円くらいしましたので、合計で180,000円したわけです。Homepodは当然アンプ要りませんから本体２台買うだけでスピーカーシステムが揃います。そう考えれば購入への敷居は低いと思います。（Wi-Fi、iPhone等は必須ですが😅）
マイルームのオーディオスピーカーとしてアップデートしたHomepod、長く愛用していこうと思います。今日も音楽を聴くのが楽しみだ！
かしこ
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