ご先祖様に喜んでもらう事は、とても大切な事です。
今回はこのことについて語りたいと思います、
ご先祖様に喜んでもらうには
それでは、ご先祖様が喜ぶ事はどんなことでしょうか❓
ここで、霊界入りしているご先祖様、つまり、もうこの世にいない人とすると少しわかりにくくなりますので、喜ばせる対象を今現在生きている自分の父母、あるいは祖父母と置き換えてみましょう。
あなたがもし、学生であればどんなことをしたら喜んでもらえますか❓
おそらく大概の親は勉強をしていい成績を取ると喜ぶと思います。良い成績と取り続ければ結果、良い大学、良い企業に就ける可能性が高まるからです。あるいは、なんらかのスポーツにとても秀でた才能があることでも自慢の種になることでしょう。
しかし、勉強やスポーツが優秀であることだけが親や祖父母を喜ばす要因ではないと思います。人に親切にできる、人に優しくできる、そういった思いやり精神を持っていることも喜んでもらえる大きな要因であると思います。
こういった、父母・祖父母に喜んでもらえる行為は、そなまま当然にご先祖様からも同様に喜んでもらえることと考えて間違い無いと思います。勉強ができるのも運動能力が高いのも生まれ持った才能のおかげと言えるかもしれませんが、思いやり精神は人ならば皆にあるはずです。是非とも、世の為人の為に働ける人間性を造り、ご先祖さまに喜んでもらえる自分になるように努力したいものです。
法要よりも法事が大切
一般的に法要というのは、一周忌や三回忌等でお坊さんにお経をあげてもらうことを指します。法事とは、法要、そして親族等で会食する御斎まで含めたことを指します。
先祖の供養をする法要はとても大切なことであるのは間違いありません。きっとご先祖様も喜んでいただけていることでしょう。しかし、私はむしろ、御斎の時の方が喜んでいただけているのでは無いかと思います。
親族、親戚といっても思いのほか普段は交流がないことが多いです。せいぜいお正月に会うくらい、場合によっては法事でもないと顔を合わせることがないくらいの間柄だったりします。それだからこそ、皆が同じ会場に集まってお酒を呑んだり料理を食べながら和気藹々と話している子孫たちの姿を見て、ご先祖様は大層喜ばれ、そして安心すると思うのです。
なので、自分の兄弟、子供たち、甥っ子姪っ子、孫が楽しそうに会食してる姿を見せることも、とても大切な供養であると思います。
先祖の喜びは我の喜び
私もこれまでのたくさんの法事に参列してきましが、いつも御斎の時はとても和やな雰囲気に包まれるような気がします。そして、御斎後解散となりますが、なんだか充実したような清々しい心地になります。きっとこれは、ご先祖様が喜んでくれた証だと思うのです。先祖の喜びは我の喜びであり、また、我の喜びは先祖の喜びでもあるのです。
普段から解脱精神を学び、ご先祖様に喜ばれるような人間性になるように努力したいものです。
かしこ
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