「あした死ぬかもよ?」の感想文

4. 趣味

著者:ひすいこうたろうさんの『あした死ぬかもよ?』を読み終わったので、今回はこの本の感想か書きます。

趣味なんて人生の暇つぶし

 この本がどんな内容なのかは、この本のタイトルからしておおよその検討がついてました。
私の座右の銘は「人生は今日一日」としてます。今日1日を無駄に過ごしてはいけない、今日やるべきことをやると言ったような意味ですが、私はこの考え方がとても好きで大事にしています。
きっとこの本も同じようなことが書かれているんだろうと思い、自分の考え方に上塗りする感じで読みましたが、予想通りの内容だったので関心深く最後まで読むことが出来ました。
この本のタイトルの通り、もしもあした死ぬとしたら自分は何をするだろう??
と、私なりに考えてみました🙂

🔹私は不動産業に勤めていますが、もしもあした死ぬと分かっていたら、その日は仕事をしません。ただし、クライアントの為にどうしても今日中にしなければならない業務があれば話は別です。その業務だけはやると思います。

🔹読みかけの本があったとしても、あした死ぬのであれば読みません。ただその本がすごく面白い本であれば読み切るかもしれません。

🔹あした死ぬとわかっていたら、大好きな音楽鑑賞もする気になりません。ただ、大好きなアルバム1枚くらいは聴くかもそれません。

🔹観たい映画があったとしても、あした死ぬのであればわざわざ観ません。ただ、過去に観た映画でどうしても、もう一度観たいと思っている映画があれば観るかもしれません。

🔹家族と共に最後まで過ごしたいです。楽しい会話をしながら、笑いながら。できれば、家族でどこか旅行に行って温泉に入って美味しい料理でも食べたいです。

🔹解脱の教えを話さなくてはならない人がいたら、最後の力を振り絞って話します。また、御神前にぬかずき今日まで命があったことにお礼を申し上げ、金剛様に心から感謝の念を捧げます。

と言った感じです。
この様に好きなことであっても大抵の事はどうでもよくなり、やらなくなると思います。普段であれば楽しく感じていることでも、あした死ぬとなるとどうでもよくなってしまうというのが私の感想です。
これって、不思議ですよね🤔
パッと考えると、あした死ぬんだから楽しい事や愉快な事を積極的にやりそうですが、本当にあした死ぬとなったら興味がなくなりました。
逆に、家族と共に過ごしたいという思いはかなり強くなりました。そして私の場合は解脱の教えを信仰しているので、最後までお役目を尽くそうと考えました。
ここで気付いたのは、本当に自分にとっていちばん大切なものが人生の最後に残るのだと思います。
私の趣味というと、ガジェットをいじったり音楽を聴く事で、ほぼ毎日どちらかには触れているのですが、いざ、あした死ぬとなったら、それらは重要なことでなくなってしまいました。
そう考えると、日常的に「楽しい」と思ってやっている事は、本当は人生においてどうでもよい事なのかもしれません。所詮、趣味なんて人生の暇つぶしなのかもしれませんね🙄

有意義な時間をありがとう

 だからと言って、趣味なんか必要のない無駄な産物とは言いませんが、色々と考え直すべきこともあると感じました。ゲームに没頭している時間も、お酒呑んで酔っ払っている時間も、同じ「時間」ではあります。その時間は決して無駄な時間だとは思いませんし、自分にとっては楽しい時間なので有意義な時間であると言えます。
しかし、今、自分が本当にやるべきことを自分に問いかけた時、もしかしたら間違ったことをしていることに気付くかもしれません。それは、今やらなければならないことから逃げているだけの「逃避の行為」だったりするかもしれません。そう考えると、思い当たることがあります😝
今回読んだ『あした死ぬかもよ?』は、久しぶりに勉強になる良い本に巡り会えた気がします。
読んだ後に読者自身に考えさせる本こそが、啓発本のあるべき姿だと思います。この本を読めた時間は私にとって有意義な時間でした。

かしこ

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