子どもを教育していく上で親である以上、小言を言うことがあります。子供の立場からするとそれはうるさく煩わしいことなのかもしれませんが、やはりそれは教育上必要なことなのです。今回はこれについて語りたいと思います。
間違いながら成長していく
子どもが大人に成長していく過程において、いろいろなことを経験して倫理観を身につけていきます。
しかし、時には間違った倫理観のまま修正せずに大人になってしまうこともあります。それは倫理観だけではなく生活習慣においてもあり得ることです。そしてその「間違ったこと」は大人になればなるほど修正するのが難しくなります。ですから、「間違ったこと」はなるべく早いうちに正すべきです。
私の例えでは、箸の持ち方が間違っていると認識しながらも修正をせずに来ました。しかし、やはりこれではいけないと思い、50歳になってから漸く正しい箸の持ち方に改めましたが、改めるのに一年くらい掛かりました。もしも、もっと若いうちに正していれば、こんなに時間を掛けずに正せていたはずです。子どもの頃に両親から箸の持ち方がおかしいと注意されていた記憶はありますが、当時の私はその警告を素直に聞き入れることができなかったのです。今思えは実に愚か者です😖
アラームを鳴らそう
親の立場から言わせてもらいます。
我が子が間違ったことをしたり、おかしな考え方を持っていたら、親としては放置することはできません。何故なら子どもには幸せになってもらいたいからです。なので、必ず「説教」と言う名のアラームを鳴らします。
子どもなのですから大いに間違えて結構、ただし、間違いは間違いだと警告してあげればいいのです。親だからこそ、我が子を思うからこそ、アラームを鳴らすのです。もし、アラームを鳴らさなければ、子どもは間違えたまま成長して大人になってしまいます。これは冷静に考えれば実に恐ろしい過ちです。
対象が子どもではなく、例えば会社の部下であっても同じです。
上司としては、かわいい部下が間違ったことをしていたのならばアラームを鳴らすべきです。それは、部活の先輩・後輩という立場であっても同じです。
面倒くさい人間関係を避けたいからとか、下の者に嫌われたくないからという自己保身を働かせるのは大きな間違いであると思います。アラームはしっかりと鳴らすべきです。
アラームを聞こう
次は子どもの立場から言わせてもらいます。
親からの「説教」と言う名のアラームは、子どもにしてみると大変うるさく煩わしいものです。
小さい頃はいいとして、中学生・高校生ともなると反抗期も手伝って両親の存在自体も煩わしく感じる時期があります。そんな時期に親が鳴らした、けたたましいアラーム音を聞いたらどうでしょう?
とても聞き入れられず、アラームを切ってしまうのではないでしょうか。
また、対象が親でなく会社の上司や部活の先輩であっても同じです。やはり、煩わしく感じて聞き入れられない時もあるでしょう。
しかし、冷静になって考えてもらいたいのです。
あなたのことが憎くて両親や上司がけたたましいアラームを鳴らしているのでしょうか?
それは違います。あなたの間違えてる事や間違った考え方を正してあげたいという優しい心、慈悲があるからわざわざ鳴らすのです。そう思えば、自らアラームを切ることは実に愚かであり、勿体ない行為だと気づくはずです。
親ならばしっかりと「アラーム」をセットして鳴らしましょう。
子ならばしっかりと「アラーム」が鳴ったら聞きましょう。
かしこ
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