父の墓参り2024 〜まる3年が過ぎました〜

3. 日常生活

 9月21日の今日は私の父の命日です。逝去してからまる3年になりますが、もう3年も経ったのかという思いです。一周忌と三回忌は親族で集まって行ったので印象深く父の死を偲びましたが、今回は法要はないので少し寂しいような気がします。
 もう、9月も半ば過ぎだというのに東京の気温は34°でとても暑いです。午前中に夫婦で自宅を立ち、父の墓がある成田メモリアルパークに出向きました。今日は3連休の初日なので京葉道路が混むかと思いましたが、さほど混まずに成田に到着できました。ただ、成田メモリアルパークは、今まで出会したことがないほど参拝者がいました。やはり連休中ということと、お彼岸時期ということでしょうね。
 朝のうちは曇ってましたが、成田に着いた頃には日差しが降り注いできました。真夏のような暑さを肌に感じると、父が生前中、暑いのが好きだとよく言っていたのを思い出します。父との思い出は一言で表すと「真夏の海」です。父はとにかく海が大好きでしたから、子供の頃から毎年夏になると伊豆下田の海に連れて行ってもらっていました。下田での夏の思い出は、私にとって一番楽しい思い出です。もしも、父が海が嫌いだったとしたら、この思い出はないのですから、父には本当に感謝しています。
 今年の夏は異常に暑かったのですが、暑い暑いと文句を言うのは、なんだか父に悪いような気がします。暑かったからこそ海が楽しかったのですからね。

 正直、今でも父の死を思うと哀しくなり、とても辛い気持ちになります。私はよく夢を見るのですが、夢の中によく元気な父が現れます。目が覚めて起きると、とても虚しい気持ちになります。時には夢の中で「お父さんが生きているわけがない、これは夢だ」と気づく時もあります。
 きっと、人の死は時間が解決してくれると思ってました。はじめのうちは哀しくても時間が経過すれば、いずれ哀しみを忘れると。しかし、私は父の死を乗り越えきれないのかもしれません。でも、なんだかそれでもいいかなと最近感じます。無理に父の死を忘れようとしたところで、それはなんだか意味がないように感じます。何年経とうが、人の死に対する思いは不変なのではないでしょうか。そうならば、あとは自然に任せていればいいかなと今は考えています。

 ただ、父はとにかく明るい性格でしたので、いつまでもくよくよしている私を見て、残念に思っているかもしれません。だから、哀しみを引きずりながらも、「父は、いつも霊界から私を守ってくれている!」という強い気持ちも持とうと思います。そうすれば、きっと父も喜んでくれることでしょう。

かしこ

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