昨年の3月に購入しました「iMac2023モデル」を約1年間使用してきましたので、使い勝手などをレビューしたいと思います。iMacに興味があり、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
スペック
まずは、スペックを記します。
チップ:
• Apple M3チップ
• 8コアCPU(4つの高性能コアと4つの高効率コア)
• 10コアGPU
• 16コアNeural Engine
• 100GB/sのメモリ帯域幅
• ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング
• メディアエンジン(ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW、AV1デコード)
メモリとストレージ:
• 24GBユニファイドメモリ(標準8GB)
• 1TB SSD(標準256GB)
ディスプレイ:
• 24インチ4.5K Retinaディスプレイ
• 4,480 x 2,520ピクセル解像度、218ppi、10億色対応
• 500ニトの輝度
• 広色域(P3)
• True Toneテクノロジー
カメラ、オーディオ、接続:
• 1080p FaceTime HDカメラ
• 6スピーカーシステム(空間オーディオ対応)
• スタジオ品質の3マイクアレイ
• Wi-Fi 6E(802.11ax)
• Bluetooth 5.3
• 2つのThunderbolt / USB 4ポート
• 3.5mmヘッドフォンジャック
• ギガビットEthernet(モデルにより標準搭載)
• 追加のUSB 3ポート × 2(モデルにより標準搭載)
サイズと重量:
• 高さ:46.1 cm
• 幅:54.7 cm
• スタンドの奥行き:14.7 cm
• 重量:4.48 kg
このモデルは、ブルー、グリーン、ピンク、シルバー、イエロー、オレンジ、パープルの7色展開で、ユーザーの好みに合わせて選択できます。私はグリーンをチョイスしました。
魅力その1「全部入り」
iMacは必要なものが最初から全部揃っています。マジックキーボード、マジックマウス・トラックパッド(どちらか、あるいは両方を選択可能)が付属してきます。そしてディスプレイにはカメラもステレオスピーカーも付いているので、購入したその日から楽しめます。これはMacBookでも同じことがいえますが、iMacはデスクトップ型でありながら、全部入りを実現しています。
キーボードもマウスもトラックパッドも、特にこだわらなければ、他社製品を買う必要がないくらい使い勝手の良い付属品です。そして、スピーカーもまずまず良い音がするので、こちらも、こだわらなければ買い足す必要はないと思います。こういうところも含めて、iMacは初めから全部入りと強調されるのでしょう。
魅力その2「可愛らしさと楽しさ」
iMacは7色、ブルー、グリーン、ピンク、シルバー、イエロー、オレンジ、パープルから選べます。どのカラーにも言えるのですが、とても可愛く、とてもチャーミングな色です。iMacを部屋にセットすると、部屋が明るくなり、それになんだかワクワクするような楽しさが広がります。
Macシリーズ全体的にはApple製品ならではのオシャレ感がありますが、このiMacにはそれにプラスして、可愛らしさ、楽しさなどの遊び心が加わっています。それでいてM3チップを積んでいるので、大変パワフルです。私がiMacを購入した理由もここにあります。
魅力その3「シンプルである」
iMacは、チップがすべてディスプレイに内蔵されているので、デスク周りがスッキリします。キーボード、マウス、トラックパッドは充電する時だけコードに繋ぎますが、普段は無線接続なのでコードがごちゃつくことがありません。常時繋いでいるコードはディスプレイの電源コードのみです。
ポートはディスプレイ背面に4ポート(8コアGPUは2ポート)あるので必要十分であり、ギガビットEthernet(8コアGPUはオプション)が標準搭載なので、私は安定性を求めて有線でネット接続しています。スピーカーもディスプレイの底部に付いているので、場所をとりません。すべてが揃っているのにシンプルです。
魅力その4「美しい24インチのディスプレイ」
iMacのディスプレイはとても鮮やかで美しいです。4,480 x 2,520ピクセル解像度、218ppi、10億色対応であり、明るさ500ニトの4.5K Retinaディスプレイは、映し出されるもの全てが美しく上品に描かれています。
普段使いのネットサーフィンはもちろんのこと、写真や動画を思う存分堪能できて、大変満足度が高いです。やはり、Apple社がMacのために専用に用意したディスプレイには、確かな安心感があります。24インチはやや小ぶりな感じを受けますが、作業をしていると、32インチなどの大型サイズよりも、むしろこのサイズの方が集中して作業できるように感じられます。
映画を見ていても、視聴距離60cmくらいであれば、迫力のある映像を楽しめます。
魅力その5「音質の良いスピーカー」
iMacのスピーカーはディスプレイの底部にあり、ここから音を出しています。そのため、音はデスクに向かって出力され、デスクから反射した音が耳に届くイメージです。一見すると、これではあまり良い音がしないように思われますが、意外にも良い音質であり、高音、中音、低音がしっかりと出力されています。
さすがに胸に響くような低音は出ませんが、映画などを見ていて不満を感じるような音ではありません。ドルビーアトモスにも対応しているので、対応した映画や音楽をしっかり楽しめます。聞こえ方は、ディスプレイの周辺から音が聞こえる感じです。普通にコンテンツを再生する分には、とても良い音であると思います。
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