数ヶ月後に、私の会社の近隣の月極駐車場が閉鎖するらしい。なので、会社に空き駐車場を求めるお客さんからの問い合わせがあります。このように、普段は気にせずに使用している駐車場ですが、ある日突然に退去を言い渡されることがあります。今回はこのことについて語りたいと思います。
ある日突然に失う
退去を言い渡される日は契約によります。通常、借主からの契約解除は解約日の1ヶ月前とされていますが、貸主からの契約解除は2〜3ヶ月前とされていることが多いです。しかし、3ヶ月前であっても突然に退去を求められるのは、借主にしてみると厳しいことになり得ます。
近隣で月極駐車場の空きがあれば、早々に契約してしまえばよいですが、問題は近隣にない場合です。駐車場は自宅から近いところに確保するのが当然であり、これが徒歩3〜5分となると、結構たいへんになります。
生活で車が必須の方は、駐車場がどんなに不便な場所になったとしても、車を手放すことはできないはずです。徒歩5分の場所に駐車場を確保できればまだ良い方で、最悪の場合は電車に乗って二駅くらい移動した場所しか借りられなかったとしても、近隣に空きが出るまで我慢するしかないのです。
地主さんも楽ではない
駐車場は永遠にあると思わない方がいいです。いつかは退去を求められる可能性が十分にあるからです。それは駐車場の地主の都合で仕方ないことなのです。私の経験上、地主が土地を手放す一番の要因は、やはり相続です。相続が発生すると、たいていの場合、相続人は土地を処分しなければならなくなります。それだけ相続税は高額だということなのですが😅ちなみに、駐車場の土地の固定資産税は建物が立っている土地よりも高額なので、決して駐車場経営は楽な賃貸業ではありません。
月極駐車場を借りている方は、ある程度は代替の駐車場のことを普段から意識しておいた方がいいです。自分の借りている駐車場の近隣の駐車場を見て、空車状況を把握するぐらいのことは、頭の片隅に置いておくべきです。いざ退去を言い渡された時に、次の駐車場の目星をつけておけば、そんなに慌てないで済むはずです。
普段、当然のように利用している駐車場は、決して永遠ではありません。突然に退去を求められることがあることを、覚えておきましょう。
かしこ
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