年末から年始にかけて、年越しの本を読もうと思い、今年は「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズを読むことにした。きっかけは、私の好きなYouTube番組でこのシリーズを押していたからである。このシリーズは現在13巻までが既刊であるが、さすがにそんなには読めない。取り敢えず1〜4巻までがおすすめらしかったので、4冊を購入して年末から読み始めたのである。4冊一気読みと言っても、この本はライトノベルなので、さほど時間掛けずに読み切れるだろうと思った。たしかにスラスラと読めたが、読むのが遅いのでそれなりの日数が掛かってしまった。
ライトノベルの定義って
人生初のライトノベルである(たぶん)。そもそも、普通の小説とライトノベルの違いはなんだろう?実はよくわからない。挿絵が入っていればライトノベルなのだろうか?というのも、この本には、たまに挿絵が登場したからだ。
しかし、この挿絵は曲者だ。挿絵が描かれている以上、登場キャラクターの容姿ははじめから定まってしまうのである。普通の小説ならば挿絵はないので、読んでいると自然に登場キャラクターの容姿を自分なりに妄想することになる。これも文芸作品の楽しみ方の一つではあるので、それが鼻っから奪われてしまうライトノベルには、少々異質さを感じてしまう。特にこのシリーズは、アニメ化もされているので、読者の妄想が入り込む余地はまったくない。だが、キャラの容姿が定まっているということは、妄想を働かせる必要がないので、逆に読んでいて楽ができる。これは、キャラ容姿が初めから決められているTVゲームをプレイしている感覚に近いのかもしれない。だから、「ラ・イ・ト・ノ・ベ・ル」というジャンル名が付いたのかと妄想してしまう。
活字に洗脳されている!?
まずは、1巻の「涼宮ハルヒの憂鬱」を読了して思ったのは、読む前に想像していた通りの学園ファンタジーものであったので、キツイかなと感じたことだ。目をキラキラさせて美少女が、なにやら大活躍するというストーリー展開についていけない気がした。ファンタジー小説が嫌いだというわけではなく、軽いアニメ的なノリの文章を追うのは、ややくたびれるのだ。もっとも、そういったアニメを観る分にはさほど毛嫌いはない。アニメには安らぎがあるので、むしろこういったノリのアニメは見ていて楽しい。(涼宮ハルヒシリーズのアニメは観たことないが)それが、活字の文章になるとやや苦痛なのだ。どうしてだろう?活字の文章は真面目な内容でなければならないという概念が染み付いているからなのだろうか。
タメ息が出ちゃう
それはともかくとして、2巻の「涼宮ハルヒの溜息」、3巻の「涼宮ハルヒの退屈」と読み進めていった。物語は簡単にまとめると、元気いっぱいの涼宮ハルヒ、そして主人公の「キョン」、無口な「長門」、萌え担当の「朝比奈」、謎の転校生「古泉」からなる『SOS団』が、次々と涼宮ハルヒの思いつきに巻き込まれていく内容である。しかし、だんだんとタイムリープ物としての話が濃くなってくる. ここまで読んで、正直感じたのは「私の好みではない、だから面白くない」だ。しかし、きっと、4巻の「涼宮ハルヒの消失」でガラリと展開が変わって面白くなるはずだと期待が高まった。ここまでは、その面白さを味わうための伏線であるのだと!
しかし、残念ながらその期待は宙に浮いた。私の読み通り「涼宮ハルヒの消失」で、かなりの物語の変異はあった。しかし、突き抜けた変異までには至らず、安全圏の範囲内での変異と言った感じだった。ここまで読了して、軽いタメ息が出た😮💨
でも、ここまでダラダラと面白くないなと思いながら読んでいたわけではない。話としては、3巻の 「涼宮ハルヒの退屈」で、草野球大会で振ると必ずホームランになるバットの下りは面白かった。わたしも少年野球をやっていたので、ほんとうにこんなバットがあれば最高だなと思ったし、「孤島症候群」では、ほんとに殺人事件になってしまったのかと驚かされた。なんだかんだで、読み飛ばすことなく読み続けたのだから、自分的にはそれなりに面白く読めたのだろうと納得している。
新ジャンルへの挑戦はつづく!
では、次の巻も読むかというと・・・・・☹️
現時点では手を出さないというのが正直な感想だ。やはり、先に書いた通り、アニメ的な学園ファンタジーのノリに面白さを感じられないし、さらに話がタイムリープ的になってきたので、さらに興味が引っ込んでしまった。これは、私が56歳のオッサンだからなのかな!? いや、そんなふうには思いたくないしそうではないと思う。(ちなみに私はドラクエとかクリアすると、今でも感動するオッサンである)単に、こういう物語展開が趣味ではないということなのだろう。趣味ではないものを、好きにはなれない。
結果的に、今回は「涼宮ハルヒシリーズ」に手を出してよかったと思っている。それなりに楽しく読めたこと、世間で大人気のシリーズを知れたこと(4巻までだが)、そして、はじめてライトノベルに触れられたことが大きい。読書好きとして、ライトノベルというジャンルがどういうものであるかを今回知れたのは、収穫であったと思う。きっとまだ私が知らない面白いライトノベルがあるはずなので、またチャレンジしてみようと思う。
かしこ


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