著者:内野舞さんの『お金について考えてみた』を読了したので、感じたことを書いてみようと思います。この本を手にしたのは、「お金に困らないは低収入でもできる」という帯に書いてあることから、そんなに収入がない人でも生活できる秘訣みたいなものが書かれているのかと思ったからです。しかし、そういう意図の本ではありませんでしたが、それなりの勉強になったので、それらを語りたいと思います。
この本の面白いところは、「お金をたくさん使ったほうが、収入が良くなる」ということだ。貯金、貯金、せせこましいのは逆に貧乏になると書かれている。なぜかというと、自己投資をすることによって、人間性が磨かれて、より良い仕事ができるようになる。つまり、収入がアップするという理論だ。
これは、とても共感できる。自分を高めるために使うお金は、結果、自己成長につながるので、長い目で見れば収入が増えるはずだ。逆に、セコセコしてお金を使わずにいると、まったく成長しないどころか、人間性も下がってしまうだろう。
この著書の中でも、「安いからと選ぶランチよりも、食べたいからと選ぶランチのほうが喜びが大きい」という例えが書かれているが、ずばりと真理を突いた一文だと思う。そして、私は少々耳が痛い。私はコンビニで昼食を食べるとき、食べたいものを選んでいるようで、その実、値段を計算して買っているのだ。おにぎりとカップ麺を食べたいと思っていても、一番安いおにぎりとカップ麺もなるべく安いのを無意識に選んでしまう。なぜなら、「昼食は700円以内に抑えたい」という貧しい願望があるからだ。しかし、この本を読んで、こういう考えは改めるべきなのかも知れないと感じている。値段で購入を決めた商品やサービスは、自分の価値を高めることには繋がらず、むしろ価値を下げることになりかねない。まずは、その商品やサービスが本当に自分に必要なことかを考えて、それでも欲しいと思ったならば、少々値が張っても購入すべきなのだ。購入して満足することによって、はじめて心に余裕が生まれるのだと思う。
もちろん、浪費癖はダメだ、むやみにお金を使うことは良いことではない。「宵越しの金は持たない」では困る。しかし、あまりコツコツとお金を貯め込むのも、この著書で書かれている通り、褒められたものではない。お金は使ったときに初めて生きるのだと思う。
解脱金剛さまも以下の言葉を残されている。「お金を稼ぐときは爪に火を灯して集めよ、ただし、使うときはパッと使え」と。私も、自分に必要だと思うモノには、もう少し大胆になってみようと思う。
かしこ

コメント