映画『夏服のイヴ』〜U-NEXTで配信! 切なくも甘酸っぱく、そしてなんだか懐かしい恋物語〜

4. 趣味

小説版『夏服のイヴ』を高校生の頃に読んで、すごく感動したのを覚えている。大人になってからもずっとこの小説が好きで、もう一度読みたいと思い、昨年Amazonで中古本を購入し再読したほどだ。この物語の映画版は1984年に公開されていたが、私は今日まで見る機会がなかった。20年、30年くらい前から映画も見たいと思っていたが、時すでに遅しでレンタルビデオとしても残っていないし、当然DVD版も商品として存在しない。あとは、サブスクリプション頼みとなるがこの『夏服のイヴ』はずっと今日までなかった。もう、観ることはできない映画だと諦めていたら、な、な、なんと❗️U-NEXTで配信開始されたではないか‼️うれしすぎて涙出てきた😂

さっそく観た。ストーリーはほぼほぼ小説版と同じだったので、すんなりと観ることはできた。小説版の初版が1984年なので、映画公開とほぼ同時に出版されていることから、『夏服のイヴ』は映画企画ありきで作られた作品なのだろう。小説版にところどころ出てくる映画シーンを声が出ている動く映像で観れたのは、ほんとうにうれしい😂

ただ、どちらのほうが良かったか聞かれれば、それは間違いなく小説版だと答える。元々テンポのいいストーリー展開ではあるが、映画は100分足らずで終わるのでどうしても急ぎ足に感じてしまう。そして、出演者たちの演技力が乏しい。

演技は残念だが

まず、聖子ちゃんの演技力はかなりヤバい、さらにナレーター部分も棒読みぎみで味気ない。歌はあんなに上手いのに演技はできないのが不思議に思えてしまった。しかし、以前になんかの本で読んだとき、この映画を撮影している頃は非常に忙しい中で撮影されたと書かれていた。ニュージーランドになんか行きたくないのに、しかたなく撮影に行ったようなことも書かれていた。(間違っていたらすいません)歌手として多忙を極める中で撮影されたのだから、ろくに演技指導も受けていなかったのだろう。しかし、これぞ80年代アイドル歌手らしいとさえ微笑んでしまう。それに、聖子ちゃんのミニスカート姿があまりにも眩しかったから許す😁

羽賀研二はアイドル歌手ではなく俳優だったはずだが、こちらの演技もクオリティが低かった。しかし、この演技のノリも80年代らしいと言える。劇中の羽賀研二は、元恋人の子供を二回もおろしているというチャランポランな男役だが、現実味があっていいと思った。ほとんど地で演技していたのではないか。近藤正臣の顔の表情やしゃべり方は、まさにあのクセのある「近藤正臣節」で演じられている。しかし、これは役柄的に合っていたので違和感がなかった。近藤正臣の子どもたちが一番しっかりとした演技をしていたように思った😁

この映画が観れて感激です

だが、これらの演技力のミスマッチはあったが、やはり、この『夏服のイヴ』の映画も名作だと思う。軽薄な演技も、見方を変えれば80年代を彷彿とさせるものがあり、これはこれでいいとさえ感じた。もし、しっかりとした俳優を使って現代版としてリメイクしたら、きっと、この味は出ないだろう。聖子ちゃんに恋する羽賀研二と近藤正臣、それを受けての聖子ちゃんの乙女心. そして、聖子ちゃんが最後に選ぶのは・・・・。この切なくも甘酸っぱく、そしてなんだか懐かしい恋物語は、しっかりと映画版でも伝わってきた。

小説版では、ラストは羽賀研二が迷路から出てくるのを聖子ちゃんが待っている場面で終わるが、映画版では、そのあとに二人で腕を組んでニュージーランドの路上を歩き、そして最後に抱擁して終わるという違いがあった。これはこれでスッキリした終わり方だが、私としては、羽賀研二が(青春の)迷路からなかなか出てこれないのを、聖子ちゃんが自力で抜け出してくるのをじっと待っている小説版の方がグッときて好きだ。

とにかく、ようやくこの名作映画が観れてほんとうにうれしい😂今日は良い日だ。

かしこ

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