何かを変えることで、人は向上して成長する 〜恐れずに、気軽に変化を試そう〜

3. 日常生活

先日読んだ解脱会出版の本『見えない世界の話 霊界からの通信3』のなかに、「向上とは自分が変わることである。」という一文があった。この一文から学ぶべきことは、自分が向上したいのであれば、自分が変化しなければならないということだ。これは、とても的を射た素晴らしい教訓ではあるが、日常生活においてはなかなか実践しづらいというのが現状だと思う。人間的向上を果たしたい、しかし、現状を変えることができない。

だが、発想を変えてみるとそんなに難しいことではない。それは「変化させて向上につなげる」という言葉の前後を逆転させるだけである。

先日、こんなことがあった。二十数年来お世話になっていた理髪店が移転となり、隣町に移転することになった。このお店の店長はカットがとてもうまい。それに、私の頭の形や髪の癖の特徴もしっかりと把握してもらっているので、多少遠くなったが他の理髪店に移る気は毛頭なかった。もともと車で行っていたので、移転先の新店舗にも車で通うことにしたのだが、ここで大きなつまづきが生じた。以前の店舗で提携していたコインパーキングは、ビルに入っている大型コインパーキングだったので満車ということは一度もなく、車を停めることで困ったことはなかった。しかし、新店舗ではこの駐車問題が起こってしまったのだ。近隣にコインパーキングはあるにはあるが、満車状態の時が多く確実に駐車できるという安心感がなくなってしまった。その場合、1kmくらい新店舗から離れれば空きがあるコインパーキングもあるかもしれないが、さすがにこれだけ歩くのは難儀だ。結局、4回は新店舗に行ったが毎度の駐車のストレスに嫌気が差して、理髪店を変えることにした。

新しい理髪店は最寄りの駅近にあり、車で行っても駐車で困ることは皆無なのでこれは問題ない。いざ、散髪してもらったが、まったく問題ない仕上がりであった。店舗を変えたので髪型はやや変わったが、個人的にも気に入っているし、家族にも評判がいい。結果的に理髪店を変えてよかったのだ。

もうひとつ、変化のエピソードを書いておく。今までは電子書籍のKindleオンリーで書籍を購入していたが、紙の本での読書体験がしたく、書店でも本を購入するように変えた。結果、書店での本選びをする楽しい時間を得ることができた。こだわりを捨ててよかったのだ。

このように、日常生活や仕事、あるいは趣味において何かを変化させれば、自分の中にも変化が現れるのだ。成長して向上するために自分を変えようと真正面から考えて取り組むことは、案外難しいので、ついつい現状維持を好んでしまうのではないだろうか。そこで、発想の転換である。まず、意識的に何かを変えるのだ。好みの服装を変えてみる、行きつけの店とは違う雰囲気の店に行ってみる、いつもとは違う場所に旅行に行ってみるなどなど、あまり深く考えずに、いつもの自分のパターンを変えてみるのだ。すると、今まで気づかなかった事に気づいたり、新しい発見が生まれることがあるはずだ。それこそが、向上であり成長であると思う。

なにも恐れることはない。私のケースでは、理髪店を変えたことや書店でも本を購入するように変えて、その変化が自分の中で良い変化に変わったと認識できたが、もしも、逆に悪い変化になってしまったと感じたのなら、即やめてもとに戻せばいいし、次は違う方向への変化を試せばいいだけなのだから。じつに簡単に、そして気軽に、「変化」を試せる。

時間をかけて頭の中で試行錯誤したところで、人間は精神的向上は果たせないと思う。そこには、何らかの「変化」がなくてはいけない。時に人は変わることに恐怖したり、または怠惰になり、現状に留まろうとする。しかし、「変化」することで新しい発見が生まれるのだ。そのことを忘れてはならない。

かしこ

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