「何処そこのラーメンが美味い!」「ラーメンはやっぱり豚骨に限る!」等々、ラーメン好きなら誰でも好みや拘りがあると思います。今回はこれについて語りたいと思います。
ラーメン界はまさに十人十色
以前に飲み会でラーメンの話なった時です。
「何処そこのラーメンが美味しい。」「いやいや、あそこのラーメンは麺が細すぎてダメ。」「麺は良いがスープに深みがない。」等々、ラーメンに対する個々の趣向が飛び交い、結局は皆が納得できる美味しいラーメン店というのは見出せず、まったく話が纏まらなかった事がありました。
たいていの美味しいと言われるラーメン屋さんには行列ができます。そのできる行列の長さが、ズバリその店の人気のボルテージを表していると思います。町なか等で新規オープンしたてのころは物珍しさも手伝って来客が多いですが、暫くすると並の来客数に落ち着くというのが大半のラーメン店だと思います。そんな中でも、行列を作る「味」を出せる店はすごい事なんだと思います。
しかし、そう言った行列ができているラーメン店のラーメンが万人に愛されるかというと必ずしもそうとは言えないようです。
誰が食べても、美味しいのか不味いのかの一定の境界線は間違いなくあると思います。しかしながら、スープには鶏ガラ、豚骨、魚介等々があり、麺の種類も細麺、太麺、そして硬さ柔らかさも様々で、スープと麺の組み合わせだけでもラーメンとしての味が変わります。そうなってくると、あとは食べる人の好みの問題になってくるので、誰が食べても美味しいラーメンというのは存在しないのかもしれません。なので、「美味しい」と感じるラーメンの味というのは、まさに人それぞれで十人十色ということになります。
拘りがあるから面白い
もちろん、どんな料理にでも人それぞれ好みの味というものがあるので、美味しいか不味いかの意見の相違はあるのですが、殊にラーメンほど意見がバラけるものはないのではないでしょうか。
同じ麺類であっても蕎麦やうどんとなると、あまり深く語らない気がしますし、フランス料理や懐石料理のコースとなると、美味しい不味いの意見はあまり対立せず、ほぼほぼ同じ意見で統一されるような気がします。
しかし、ラーメン談義となると意見がぶつかります。
●麺は絶対に細麺、太麺は認めない。いやいや、太麺じゃないとスープを受け止められない。
●スープはやっぱり豚骨でないと。いやいや、あっさり鶏ガラこそ王道。
●チャーシューは柔らかいもも肉こそ正義。いやいや、バラ肉の脂味あってこその濃厚な旨味。
●etc etc‥‥
これらの意見の相違の正体は「拘り」です。個々が持っている拘りです。
それ故に、どれが正しい味覚ということはありません。言い換えればすべてが正解だと言えます。
庶民的な食文化であるラーメンだからこそ、誰もが気軽に「拘り」を楽しめるのだと思います。
人それぞれの「拘り」があるから面白いんです、いいじゃないですか、大いに拘ってもらいたいです。
ただし、自分の考えを押し通してはダメです。人の意見を聞き入れる間口に広い心になりたいです😁
そう、味噌ラーメンも時には美味しいですよ(わたしは醤油派)
かしこ
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