大人が褒めると子は伸びる

2. 社会

 あることで、大人が子供を褒めてあげると、褒められた子供は嬉しく思い、もっと頑張ってもっと良い結果を出そうと努力します。そして、その褒められたことが更に上手になって、自分に自信を持つようになります。それは何れ、その子の得意なスキルになります。これはとても良いことですね、今回はこれについて語りたいと思います。

 あるインフルエンサーと言われている人がYouTubeでこんなことを言ってました。
「親に褒められたいなんて思わない、そんなのキモイ」と。
この意見に私は賛成できません、親に褒められて嬉しくない、ましてや、ウザいとか、キモイなんて思う子供がいるのだろうかと‥‥🤔
反抗期ならばそういう感情になることもあるでしょうが、小学生くらいまでなら親に褒められたら嬉しく感じるのが大半ではないでしょうか。私の幼少体験では、親から「算数が良くできる」と言われたので、自分は算数が得意なのだと思い、算数自体が好きになりました。結果、高校に進学しても数学だけは案外得意な科目になりました。(他がダメでしたけど😅)
もし、親から算数について褒められていなかったら、得意科目になっていなかったかもしれません。
きっと、このような経験は読者の方にもあると思います。幼少の頃に褒められたことが嬉しくて、さらに努力してそのスキルを伸ばすことができたという経験を。

 なにも親から褒められることだけではありません。
他人からであっても大人から褒められると、やはり子供としては嬉しいのです。
たとえば、学校の先生が「○○さんはピアノが上手いね」や、「運動神経は抜群んだ」や、「他の生徒より読解力があるね」などと褒められると、とても嬉しく感じるはずです。そして更なる努力をして、自分の得意分野にできるかもしれません。
あるいは少年野球チームに入っていて、守備もバッティングも並程度の実力しかない、自分には野球選手としての才能は特に無いのかもしれないと落ち込んでいる時に、コーチから「おまえは肩が強い、ピッチャー向きかもしれない」と言われたことによって、今まで考えてもいなかったピッチャーの練習をするようになって、やがてピッチャーとして開花し、チームのエースに成れるかもしれません。
このように、親が子に対してだけではなく、大人が子供を褒めてあげることはとても大切です。

 逆に、子供を貶すのは最悪な行為です。
学校の成績が悪い事について説教をし、「お前は頭が悪い」と言ってしまったらおしまいです。その子は自分は頭が悪いから勉強してもダメだと思うようになり、もっと勉強をしなくなってしまいます。
あるいは、プラモデルを作っている事に小言を言って、「こんなくだらないことばかりするな!」と言ってプラモデルを取り上げてしまったらどうでしょう。その子は手先が器用なスキルを持っていたのに、叱り取り上げてしまったことによってスキルを一つ潰してしまいます。
このように、不用意な言葉や行動ひとつで、子供の将来の可能性の芽を摘んでしまう事になるのです。これは実に愚かで残念な行為です😭
子供の可能性は無限大です。その子その子で必ず向き不向きがあるので、大人はその子の長けているところ見出して、褒めてあげることが非常に大切なことなのです。

 現在の日本は残念ながら少子高齢化社会です。子供より高齢者の方が多い逆ピラミッド型です。
現代の子供達が成人してやがて社会に出てゆく頃には、今より働き手が少なくなっているはずです。なので、これからの日本を支える子供達一人一人が国の宝ですから、社会の役に立つ人材を我々大人が育て上げなければなりません。その為には、未来ある子供達をたくさん褒めてあげましょう。
きっと、褒められた嬉しさが自信につながり、やがて明るい日本社会を形成していくことでしょう。

かしこ

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