世の中を見渡した時や自分が遭遇した場面、あるいは人との会話や読み物、こういったあらゆる自分に入ってくる情報から、それはどういうことなのか?「善いこと」なのか「悪いこと」なのか、自分に「必要」なことなのか「不要」なことなのか等々を、自身の基準で判断します。しかし、これらがあまり極端になってしまうと、自身のライフスペースを狭めることに繋がってしまいます。今回はこれについて語りたいと思います。
悪いところだけ見てはいけない
ある政治家が発言した言葉から、批判が飛び交いネガティブなニュースとして我々に伝わってきますが、一度ならず、何度か続くと、その政治家に対するイメージは下がり、世論調査でも支持率が下降する傾向にあります。しかし、こういった失言は、その政治家の一部の発言を抽出したケースが多く、いわゆる情報操作にも似たやり方です。なので、こういった情報を聞いただけで、その政治家のすべてを否定するのは危険です。
また、人付き合いをしていると、相手の良いところよりも、とかく相手の欠点がよくわかるのです。そのことから、「あの人は悪い人だ」と思い込んでしまい、善いところは見えなくなってしまいます。しかし、このような視点では、人間関係を自ら狭める結果となります。
善いところだけを鵜呑みにしてはいけない
今は株価が高騰し、バブル時代の最高値の平均株価なんてとうに超えて、¥50,000台に乗っかり、いったいどこまで伸びるのか注目されています。このことから「銀行にお金を預けているのはバカだ、株を買うべき」という考えが正論とされています。たしかに、今は間違いなく投資をしている人は利益が出て儲かっているでしょう。しかし、株、投資には必ずリスクがあります。今は絶好調かもしれませんが、これから先は暴落することも十分にあり得ます。なので、お金が増えるからと、単純に個人金融資産を銀行から証券会社に移すのではなく、リスクもしっかりと考慮して実行すべきです。
また、5点満点で4.3点の評価がついてるホテルがあり、この高評価ならまず間違いなく満足できるホテルだろうと喜んで宿泊したとしても、すべてが期待通りとはいかないことは多々あります。部屋は大きくて清潔感があってとても良い、各施設のスタッフのサービスが素晴らしい、しかし、一番楽しみにしていた料理がイマイチだった。4.3点であっても5点満点ではないので、完璧ではなく悪いところもあります。
白と黒を混ぜてみよう
このように、どんな事にも善いところもあれば悪いところもあるのです。悪いところだけを抽出して、「これはまったくダメだ」と決めつけるのは短絡的だし、逆に、良いところだけを見て「絶対に間違いない」と決め込むのも早計です。では、どうするのがベストでしょうか?
それは、白は白!黒は黒!という極端なレッテルを貼るのではなく、白色(善いところ)と黒色(悪いところ)を混ぜてグレー色(偏りなくすべて)を見て聞いて考慮すればいいのです。世の中の事象は、善と悪の二つに区分けできるほど単純ではありません。善いところも悪いところも同居しているものです。ですから、二つを混ぜてグレー視点にして、中庸の心で感じることが大切だと思います。
かしこ

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