子は親の鏡

1. 解脱の教え

子供は親に似ます。
顔は両親のどちらかに似てますし、体型も似る場合があります。性格や趣味嗜好、ものの考え方まで似てることがあるかもしれません。
姿形は遺伝として似るのは分かりますが、性格までも似てしまうものなのです。

良いところも悪いところも

自分の良いところは子に似てもらっておおいに結構!と親なら誰でもそう思うでしょう。
例えば、自分が明るくて親切な性格であれば、子供にも引き継いでもらいたいですよね。または、学生時代でリーダーシップを発揮し周りを引っ張ってきたり、スポーツで活躍したことなどがあれば、我が子にのもそういう風になって欲しいと願うものです。
しかし、悪いところは似て欲しくないですね。
例えば、性格が暗くて友達が少なかった青春時代を過ごしてきたり、学生時代に勉学をサボった結果、良い学歴が無いことを悔やんでいる様な自分であれば、子供には、そうなって欲しくないと思う筈です。

親は何故か、子供の悪いところが非常に目につきます。そして、注意したり叱ったりします。
それ自体は決して悪い事ではありません。子供の教育のために絶対に必要な事です。
しかし、そこで少し考えて欲しいのです。「こういう所は自分にもあるのでは無いか」「この子の悪い癖は、自分に似ている」と感じる事があるのではないでしょうか。

子を見て自分を改める

小さい子供のうちは、まるでスポンジみたいに何でも吸収します。
良い事でも悪い事でも影響を受けて、自分の中に取り込んでいきます。
そして、一番影響を与えるのは間違い親です。兎角、どういう訳か悪いところは本当によく真似ます。(良いところだけを真似てくれれば良いのに😩)「子は親の背中を見て育つ」と言われてる通り、気づかないうちに親のあらゆる事を吸収して育っていきます。

ですから、子供の悪いところを見たら、その悪いところが自分の中にもある筈だと反省し、改めていくべきなのです。
なかなか人は自分の悪い癖を認めようとしません。しかし、せっかく我が子が自分の悪い癖を拡大してよく見せてくれているのですから、自己反省をする良い機会だと思います。

解脱会の教えでも、自己反省をすることがとても大事だと説かれてます。
我々親は、自己反省、自我没却をし、子供にとって良い写鏡になるよう努めましょう。




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