御霊地参拝の尊さ

北本御霊地 1. 解脱の教え

私は毎月、埼玉県北本市にある「御霊地」に家族で参拝させて頂いてます。

私は江戸川区に住んでいるので、御霊地まで車で片道約一時間四十分ほど掛かりますが、それでも恵まれた環境だと思います。さすがに地方に住んでいたら毎月は行けませんからね。
月初の、会社から早く帰れる平日に行っています。御霊地には夜七時くらいに着くので、ほとんど誰もいません。その代わり、ゆっくりっと自分達のペースで参拝ができます。
一月は元旦の昼間、そして大祭月は大祭日を参拝日とさせて頂いてます。

毎月御霊地に通う様になった経緯

御霊地には、子供の頃からよく、親に連れていかれてたので通い慣れてはいました。
それでも、年に二、三回くらいだったと思います。私が毎月参拝をする様になった切っ掛けは、当時、解脱会本部役員であった外木先生(故人)からの指導によるものです。

二十数年前に母と御霊地に行った時、道場に外木先生がいらっしゃいました。その時に「あんたには信仰心がない」と注意を頂きました。(私は信仰心は誰にも負けないと自負していたので、この忠告はかなり厳しいお言葉でした)
そして、「御霊地には月初に毎月来なさい、そして神様や金剛様に先月のご報告と感謝をして、今月の抱負を伝えなさい。」という勉強をいただきました。当時の私は、信仰関係御守護神(お不動様、豊川稲荷等)への参拝は毎月のようにしていたのですが、御霊地には、大祭月の五月と十月、そして年末の十二月と、年に三回くらいしか参拝していませんでした。

この時、私は外木先生に、「信仰関係御守護神の参拝があるので、御霊地も毎月となると流石に全てを参拝し切れない」と伝えたところ、先生から「御霊地参りを最優先にして毎月来なさい。ただし、御守護神を蔑ろにしてはいけない、毎月は行けなくなっても参拝は続けなさい。」とご指導を頂きました。

この勉強を頂いた時、私は大切なことに気付かせていただきました。
確かに私は、お不動様や豊川稲荷様や地元の氏神様には足繁く通ってはいるが、北本の御霊地に対して、そして何よりも解脱金剛様に対して、感謝の念が薄かったのです。
考えてみれば、家系の御守護神様を大切にする事や氏神を尊む事を教えて下さったのは解脱金剛様なのです。そうであるならば、金剛様に対する感謝報恩を絶対に忘れてはならない筈です。
解脱の教えを学ぶ上で、肝心な事が出来ていなかった事を深く反省しました。

この後、解脱金剛五輪宝塔に「金剛様、これからは何があっても毎月御霊地に通います。」と誓いをしました。それから、二十数年経ちますが、一回も欠かすことなく御霊地参りを毎月させて頂いてます。

家族を導かせて頂いて
七月初旬の御霊地。夜七時でも結構暑かった。

たまに解脱会員さんから、「毎月御霊地に通うことによって、どう変わった?」と質問されます。

一番のお恵みは、家族全員が解脱会員になり学べる様になったことです。
子供たちは小さい頃から神様参りや解脱会の行事に連れて行っているので、青年部員になった今も、お陰様で抵抗なく学ばさせて頂いてますが、妻は宗教に抵抗があり、解脱会に入会してもらえませんでした。しかし、八年前に漸く正式に入会というお運びを頂けたのです。
家族揃って尊い解脱の教えを学べる様になったお導きには、只々感謝あるのみです。
今では御霊地の月参りも家族揃ってさせて頂いてます。実にありがたい事です。

そして、御霊地でお参りをすると心が洗われるというか、何とも言えないスッキリとした楽しい気分になります。日々生活していると、どうしても間違った考えや良くない感情が湧いたりしますが、御霊地で神々様に参拝をしてると、いろいろと胸に浮かび、自己反省する事ができるのです。これは本当に不思議です。

このように、御霊地参拝はとても尊く、大切な業です。
これからも御霊地の月参りを続けさせて頂きます。

かしこ

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