本当の親孝行とは

親孝行とは何でしょう？
何をするのが親孝行なのでしょう？
今回は「親孝行」について語ってみたいと思います。

自慢できる子になることが親孝行？

高校でも大学でも偏差値の高い、いわゆる名門校に入学すると、親は喜びます。
卒業後に大企業・東証一部上場などの、いわゆる一流会社に入社すると、親は喜びます。
結婚して家庭を築き、子供が生まれれば、孫ができたと親は喜びます。
老後の面倒を見て、金銭の援助をすれば、親は喜びます。

これらは、親を喜ばせているにですから、立派な「親孝行」と言えるのでしょう。

自慢できる息子・娘ということになれば、どうしても他人に自慢したくなるというのが人情ですね。
ですが、まるで自分の手柄の様に自分の子供や孫の出身校自慢や勤め先自慢をしているの聞いてると、少し滑稽に感じます。まあ、自慢話する人は格好悪いですね。

さて、それでは、自慢の息子・娘になって、親に喜んでもらう事が真の親孝行の正体なのでしょうか？私は本当の親孝行の本質は、もっと深いところにあります。

親の悪いところを真似ない

解脱金剛様は「親の悪いところを真似ない事が、真の親孝行」と言われました。

人は必ず親・先祖から良い所も悪い所も受け継いでいます。良い所は十分に継承して、子供・子孫にも継承させたいものですが、問題は「悪い所」です。
大抵の場合、意識することもなく知らないうちに親や祖父母の「悪い所」も似てしまいます。そしてその悪い癖や性質に気付きませんし、気付いたとしてもなかなかな直すことができません。