困難やトラブルから知識を得る

3. 日常生活

 新しい知識や技術を得るには学習が必要です。学びたいことがあれば自ずと学習してスキルを得ることができるのですが、関心が無いことでもちょっとしたことから新たなスキルを得ることがあります。今回はこれについて語りたいと思います。

 知識豊富、技術豊富は生きていく上で大きな武器です。これらは自己満足で終わらず、実際に仕事上でも生活上でも大いに役立ちます。これらを新たに自分のスキルとして取り入れる動機は、ほとんどの場合が必要に迫られて取得するのが一般的だと思います。ところが、望んだわけではないのにひょんな事から知り得ることもあります。
どういった場面でそうなるか? それはズバリ困難にぶつかったときです。

 先日、我が家の浴室の水栓が壊れてしまい、切替ハンドルを止めても水が出っ放しになってしまいました。
仕方がないので家外の水道元栓を閉めて水を止めましたが、浴室水栓を修繕するまで、水を使うときだけ元栓を開けて使い終わったら閉めるという方法で凌ぐのはさすがにキツい😰
そこで、普段は気にもしない浴室水栓の注意書きを読んでみると、どうやら水栓器具の下部に「止水栓」というものがあるらしいということに気づきました。これは2つ付いていて、左側がお湯、右側が水の流水を開閉するためのネジ式の器具のようで、マイナスドライバーで回すことによってお湯と水を出したり止めたりすることができるものでした。
この知識にはとても助けられました。もし、この止水栓のことを知らなければ、水を出したり止めたりするのを毎回、家外の水道元栓の開閉でしなければならなかったのですから😅
これで、取り敢えず修繕されるまでマイナスドライバー1本でシャワーの利用を賄えます。

 人は、自分が習得したいと願う知識や技術には、時間やお金を使って前向きに取り組みますが、全く興味のない分野の事には時間を割かないものです。
しかし、何らかの困難やトラブルがあると人はそれを解決しようと試みます。そしてその困難を乗り越えた時に、今までには知り得なかった知識や技術を得ることができるのです。
今回の私のケースでは、浴室水栓の切り替えハンドルが故障しても、止水栓を開閉することで取り敢えずシャワーが使えるという知識を得ました。もし今後、知り合いで浴室の水栓が壊れて困っている人がいた場合に、私はその人に止水栓のことを教えることができるのです。
そう考えれば、困難やトラブルに遭遇することは決して悪いことばかりではないように思えます。むしろ、自分自身に今まで知り得なかった知識を与えてくれる貴重な体験とも言えるかもしれません。
そうは言っても困難やトラブル続きはとても辛いことですから、ポジティブな思考にはなかなか成れないでしょう。
それでも、一つひとつ着実に解決していけば、必ずやそれらは自分の糧となります。
がんばりましょう❗️

かしこ

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