著者:樺沢紫苑、田代政貴さんの『感謝脳』を読み終えたので、私なりに刺さった5つのことに対して、考えを交えながら、感想を述べたいと思います。この本は前回読んだ『精神科医が見つけた 3つの幸福 』の続編に相当するということなので、楽しみにして読みました。
1.このような一節があります。
『機会があるごとに神社を参拝し、「感謝する」ことに、私は大きな意味があると思います。神様にすら感謝できない人が、周りの人たちに感謝できるのでしょうか?』
神様に感謝できない人は人間に感謝できるのだろうかという疑問なのですが、私はこれに、「はっ」としました。言われてみればその通りです。神様に感謝できないような人、人に感謝できないかもしれません。私にもそういう人がいました。その人は解脱会員でしたが、神を信じることのできない人でした。その人の為に、あれこれと世話をしても、まったく感謝の言葉や行動は得られませんでした。やはり、著者の考えは正しいと思います。
2.このような一文がありました。
『感謝はするものではなく、心から込み上げてくるもの』
これはとても深い一文だと思います。私は以前、うつ病になり、解脱会の先生から勉強をいただきながら、お陰様で回復することができたのですが、うつ病になったのは不平不満の心が大きくなり、感謝の心が失くなっていたのが原因でした。感謝の心が大きくなるように業をしたのですが、その時、自分で感じたのは、「人から言われて感謝しているうちはダメで、自然と腹の底から感謝の心が芽生える」という気づきでした。その心境になれたときに、うつ病は静まりました。
3.このような事が書かれていました。
『旅行中は運が良い』
これは前作『精神科医が見つけた 3つの幸福 』にも書かれていたのですが、すごく不思議なことです。私の今迄してきた旅行のことを思い返してみると、たしかに「運が良い」と思えることがたくさんありました。車で旅行していたときに、パーキングが満車に近い状態なのに停めることができた。また、たまたま立ち寄ったお店の食事が、思いがけず美味しかった。あるいは、天気予報は雨だったが曇りで済んだり、天候が悪いお陰で施設が空いていた。などなど、運の良かったことが多かったです。これは、旅行しているときは楽しい気分なので、感謝の気持が膨れ上がっています。だから、必然的に運が良くなるのです。
4.このような考えも書かれてます。
『「聞く」という行為も、立派な「与える」行為である』
これも「はっ」とした言葉であり、とても気づきとなりました。人から悩みの相談をされているとき、アドバイザーとしていちばん必要な要素は「相手の話をしっかりと聞いてあげる」ということなのです。相談者はとにかく悩みや苦しみを聞き手に理解してほしいので、一方的に話す方が多いので、ついつい「これはこうで、ああだから」と口を挟みたくなるときがあります。しかし、まずはしっかりと最後まで話を聞くことが大切なのです。ですから、「聞く」という行為は、すでに相手に癒やしを与えているのです。
5.そして、最後はとても素晴らしいこの一文です。
『意識しなくても「逆境への感謝」「万物への感謝」をしている状態が「感謝脳」 です。』
感謝にも色々あり、例えば人からプレゼントされた時の感謝、日常生活の中でのささやかな出来事の感謝、等などたくさんありますが、自分に嫌なことが起こったときも感謝をするのです。これが、著者の言う「逆境への感謝」なのです。なぜなら、自分に降りかかるあらゆる現象は、自分にとって必要なことだから起こるのです。神様から与えられた試練なのです。しかし、そうは言っても、これはなかなか理解して頂けないことだと思います。それこそ、私の学んでいる解脱会の教えをまなばなければ、悟れないかもしれません。(学んでいても、この境地に達するのは難しいことです。)
以上が、この本、『感謝脳』から得られた大きな学びと気づきでした。もちろん、私が抜粋したこの5つは、この本で書かれていることのほんの触りにしか過ぎません。感謝について深く学びたい方は、ぜひとも読んでもらいたい一冊です。
かしこ


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