これは一昨年の春に山口家（私の生家）のお墓参りをしたときに実際あった不思議な出来事です。
その話をする前に、叔母の死について書かねばなりません。
一昨年の2020年8月に私の叔母（父の妹）が自宅で亡くなりました。死因は熱中症という事でした。叔母は「元気印」という言葉が嵌まる人柄で、年齢の割に若く見えて冗談を言うのが好きでした。子供の頃に新小岩の夏祭りに連れて行ってもらったような記憶が淡くあります。
近年はあまり会う事もありませんでしたが、死の知らせを聞いた時はショックで哀しみました。
そんな叔母の死去から3ヶ月前の、2020年5月にこんな事がありました。
家族でお墓参り
この日も、いつも通りに家族で山口家のお墓参りに行きました。
私の生家である山口家のお墓は成田メモリアルパークにあり、およそ年に二〜三回くらいお参りに行ってます。
我が家では、まず最初に成田山新勝寺をお参りし、その後に山口家のお墓参りをし、お参り行事が全て終わった後に成田イオンモールでショッピングしたり食事をして楽しんで、家に帰るというのが王道パターンとなってます。毎回、お参り行事だけでは子供たちもウンザリして付いて来なくなると困るので、レクリエーションを混ぜる事によって、今日まで家族での参拝が続いてます。
いつも通りに、まずお墓の掃除をしました。
チラホラと玉砂利の隙間から生えている雑草を抜き、花立やその付近の墓石の汚れを取って、綺麗にして花を供え、墓石に合掌しました。
まずは般若心経を一巻お唱えし、近況報告（家族が健康である等）をして、日頃、お導きして頂いている事に感謝の真を捧げました。
金色の光に包まれた祖父と叔母
そして、礼拝を終えて顔を上げると、なんと墓石の左側に祖父、右側に叔母（父の妹）が透ける様な薄い金色で光りながら現れたのです😳
そして、祖父からの「和樹、ありがとう」という言葉がハッキリろ胸に聞こえました。続いて叔母からも「和樹、ありがとう」という言葉が胸に届きました。
私はこの時、驚きよりも「感謝の心」が胸に湧き上がり、目頭が熱くなり少し涙ぐんだのを覚えてます。きっと、今年初めての子孫のお墓お参りであり、そしてお墓を清掃してくれた事に対して、祖父はたいへん喜んだのだろうと思いました。
しかし、おかしい‥‥🙄 違和感が‥‥
そうです、この時点ではまだ叔母は生きているのです。特に体調が悪いという事も聞いてなく、健在だった筈です。
「何故に叔母さんが❓❓」と考えましたが、この時は「ああそうか、きっと山口家の墓参りをしてもらってる事に、お礼の魂となって祖父と共に出て来たのだろう」と自分を納得させました。（叔母はお墓参りを殆どしてませんでしたから）
叔母の納骨先
話は戻りまして、叔母の死後、一つ問題がありました。
叔母は結婚しているので山口性ではありません。本来なら嫁ぎ先のお墓に入るのが道理ですが、残念なことに叔母の旦那さんはお墓を建てておらず、これかも建てる気がありません。葬儀の後、叔母のお骨はどこに納めるかという話になりました。山口家の墓に納めるか、または共同墓地に納めるかの二択です。私としては、共同墓地では叔母が哀れですから、山口家のお墓に納めてあげてほしいと思ってました。兄も母も同じ考えだったと思いますが、叔父（父の弟）は父の意向に従うという事でした。
父の考えは、「妹は、お父さんとお母さんの反対を押し切って結婚して山口家から出て行ったのだから、山口家の墓に入る事はダメだ」という事でした。少し冷たいのではないかと私は思いましたが、父の言い分も筋が通っていたので、仕方ないと思いました。でも、それでも叔母のお骨は山口家の墓に入れられないかと、父に伝えるように母にお願いをしておきました。
時空を超えた感謝の念
その後に、叔母の葬儀から約一ヶ月が過ぎたあたりで、父が考えを改めてくれました。妹のお骨を山口家の墓に入れてよしと言ってくれたのです。私はこの時に「よかった、丸く納まった」という安心感と共に、5月に行ったお墓参りでの不思議な体験を思い起こしました。
そして思ったのが「もしかしたら、あの時にお墓で現れた叔母は、亡くなった後の叔母の御霊ではないか」と。
そして、叔母の納骨式の日は平日だったので、私は仕事のため参加しなかったのですが、
もしかすると、それがわかっていた叔母が、私がお墓参りした5月に時空を遡ってお礼を言いに来たのではないかと解釈する様になりました。
何れにせよ、死後、本当に時空を越える事ができるかは分かりませんが、
この体験から、お御霊様の存在を再認識し、感謝の心の温かさを知る事ができました。
とても不可思議でしたが、貴重な体験であったと思います。
でも、本当に死後は時空を自由に行き来できたら、なんだか楽しそうですよね😁
かしこ
コメント