先日の10月12日(月)のスポーツの日に恵比寿ガーデンプレイスにて、松本伊代さんの45周年アニバーサリーライブが開催されたので、参加してきました。恵比寿ガーデンプレイスには初めて行ったが、スカイウォークが印象的で、まるで空港みたいでした。ホールがどこなのかハッキリとはわからなかったが、なんとなく伊代ちゃんファンぽいおっさんに付いていったら無事に到着できました。
伊代ちゃんのライブに参加するのは、35周年ライブ以来なので10年ぶりです。毎年ライブを開催しているのは知ってましたが、なんとなくスルーしてました。だが、今回は45周年という節目であることと、この先いつまでライブを開催するかわからないので、今回は行ってみようと思ったわけです。
ホールに入場後、まずはグッズを受け取りました。今回はグッズ付きチケットが取れたので、伊代ちゃんTシャツが楽しみでした。しかし、思っていたよりも地味なデザインのTシャツでした。プリントされてる伊代ちゃんも22歳くらいの頃❓で、なんでこれを採用したのかよくわからなかった。その他にマグカップとやはり22歳くらいの頃と思われるネガフイルムっぽいのが付いてました。そして、一番嬉しかったのが、伊代ちゃんペンライト🔦❣️これはデザインも良くて発色も何種類かあり、とても嬉しかった。これは今後の伊代ちゃんのライブ、そして何かの時にも使いたいと思います🥰
そして、いよいよ開演。丈の短い黒いドレスで登場してきた伊代ちゃんは、まったくもってカワイイ❤️とても61歳とは思えない容姿で驚いた。これはAI生成した伊代ちゃんなのか⁉️と思ってしまうほどに、ほんとうに可愛かった。ライブ中盤では、これまた超丈の短い赤いチェック柄の衣装で再登場。これまた、とても似合っていました。足は昔と違わずとても細くて綺麗な足のまま。いったい普段どんなお手入れをしているのだろう❓いやはや、スバラシイです、はい。
ライブはおよそ5時半からスタートして7時半くらいまで行われました。最初からアンコールのラスト曲まで、とても楽しかったです。ラスト曲は「ラブ・LOVE・ラブ」だと思っていたら、まさかの「ビリーブ」でした。ちょっと拍子抜けかと思いきや、客席が総立ちとなりとても盛り上がって終演となりました。なるほど、「ビリーブ」もアリですねw🤔しかし、80年代のライブではあり得ない選曲だ。
今回いちばんびっくりしたのは、伊代ちゃんの声量です。デビュー当時の曲もたくさん歌っていたのですが、どの曲も破綻なく歌い上げてました。これはほんとうに凄いことです。聖子ちゃんや明菜ちゃんですら、声量はかなり劣化していてデビュー当時の曲を歌うのがかなり苦しそうなのに、伊代ちゃんはかなりのレベルで当時の歌声を再現してました。いや、お見事でしたよホントに。



「違和感」を考察
しかし、ライブが終わった後に、強烈な「違和感」を覚えた。その違和感は、以下、三つである。それぞれに感じた違和感を考察してみたい。
曲のセットリストに感じる違和感
曲のレパートリーが素晴らしい。見事にコアなファンの要望に応えた選曲だったと思う。今回はレア曲「ブルードルフィン」、「浮気なチャーリー」、「月下美人」なども披露された。個人的には「ブルードルフィン」が歌われ始めた時に鳥肌が立った。「浮気なチャーリー」では、最後に「ソフトクリーム?そんなものじゃ誤魔化せられないんだから!」というMCが入っているのだが、それすらも再現していたが、これについてはちょっと痛いと感じた。そこまで昔の曲を忠実に再現しなければならないという芸風を、我々ファンは要求しているだろうか。
しかし、以前の35周年記念でも感じた違和感を今回も感じた。伊代ちゃんの80年代の現役アイドル時代のライブ、遊園地などで開催されたミニライブなども含め、当時の伊代ちゃんのライブのセトリよりも現代のライブのセトリの方が良いのだ。もっとも、現在は伊代ちゃんの楽曲がすべて整った状態であり曲数が豊富ではあるから、たとえば、1983年に開催されたライブであれば、当然にそこまでの楽曲しかないから、今に比べたら楽曲数が少ないのでレパートリーが限られる。だが、それを差し引いても現代のライブの方が、ファンに寄り添ったセトリになっていると強く感じられる。今回のライブでも「昔からのファンに喜んでもらうため、最良の演出を作り上げた」という優しい思いが伝わってくるセトリである。しかし、それと同時に残念な気持ちも湧き上がったのだ。なぜ、全盛期のアイドル時代のライブではやらなかったことを、今は安易に演出するのだろう?ファンのみんなが大好きな「ワンダフル・ハート」を80年代のアイドル時代のライブでも、もっと歌って欲しかった。この妙な違和感がとても心に刺さる。全盛期にこのセトリのクオリティのライブを観たかったな〜👀
親衛隊に感じる違和感
伊代ちゃんと言えば親衛隊がすごいのだが、今回もかなりの人数の親衛隊が来ていた。前回の35周年ライブの時よりも、さらに人数が増えていたようだ。ハッピを着てハチマキをしている人は、ざっと30人くらいはいたようだし、そこまではしていない親衛隊の一味らしい人も加えると、かなりの人数だったように見受けられた。その中にはおっさんやおばさんだけではなく、若い女子も混じっていて、ファン層の広さに驚かされる。
しかし、ここでも深く違和感を感じた。私も10代の頃に伊代ちゃんの親衛隊に加入していた時期があった。その頃は伊代ちゃんが20歳くらいの頃で、アイドルとしての人気が陰り始めていた時だったので、私を含めて親衛隊は5人くらいしかいなかった(加入だけしていた人はもう少しいたかもしれない)。しかし、今は人数だけでいったら当時の数倍もいるではないか。いったい、彼らはどこから湧いてきたのだろうか?デビュー当時の全盛期には、たくさん親衛隊がいたらしいから、その時の方々なのだろうか?それが現代になって復活してきたということなのか。それとも、今の伊代ちゃんをテレビ等で見て応援したくなった、謎のコミュニティ集団なのだろうか?それにしても、これだけの人数が集まってきてるのは凄い。
ほんの一時ではあったが、アイドル歌手として下降線をたどっていた苦しい時期に、親衛隊として活動していた私から言わせてもらうと、「なぜ、あの時に応援してあげなかったのだ」という疑問が浮かんでしまう。彼らを見て、なんだか少し悲しくなった。それにしても、ハッピやハチマキの色が濃いめのピンク色なので、親衛隊の平均年齢からすると少々派手すぎると思う。昔の黄色の方がよかったのに。でも、とても楽しそうなんだよな〜、よし!俺も再加入してみるか〜💪
プロマイド写真販売所での違和感
ライブの楽しみは演出だけじゃない、アーティストのグッズ購入も楽しみである。今回は、グッズ込みのチケットを購入したので、入場時にTシャツ、マグカップ、大きなペンライト等のグッズを受け取り、とてもテンションが上がった。これらのグッズ引き換えテーブルの横で、デビュー当時の伊代ちゃんのプロマイド写真が販売されていたので、私は思わず2枚ほど購入した。(ほんとに16歳当時の伊代ちゃんはかわいい😍)しかし、このプロマイド写真の販売コーナーには誰も近寄っておらず、私が見ていた限りでは他に購入する人はいなかったようだ。ここ近年は、毎年のように単独ライブをやっていたようなので、もう、ほとんどのファンは購入済みだということなのか。いや、それにしても総スカンすぎだ。もう少し売れてもいいのに。
私はこの現象に違和感を深く覚えた。この現象を「80年代の伊代ちゃん」と「現在の伊代ちゃん」に分けて、その対比を考察してみたい。
「80年代の伊代ちゃん」と「現在の伊代ちゃん」を対比した場合、共通点は、松本伊代という人間は間違いなく同一人物であるということ。そして、相違点は、80年代は彼氏のいない(建前)キラキラ・アイドル歌手であったのに対し、現在は既婚者であり還暦を超え二人の息子を持つおばさんであるということ。この対比を「光」と「影」に分けるならば、「光」は「80年代の伊代ちゃん」であり、「影」は「現在の伊代ちゃん」である。光り輝いていた時代が存在したからこそ、「影」になった今でも全盛期の威光によって、薄くはなったがまだ輝いていられるのだ。
であるならば、プロマイドを購入した私の行為は「光」であり、「80年代の伊代ちゃん」に対する忠実で堅実なファンだと言える。これに対し、プロマイドに見向きもしなかった会場のファンは「影」なのだろう。彼らは「光」にあやかることなく、「影」に正対しているのだ。なぜ、「影」を見てしまうのだろう。しかし、もしかしたらまったく逆であり、過去など忘れて今の伊代ちゃんを追い求めているファンが「光」であり、過去に追い縋っている私こそが「影」なのかもしれない。う〜ん、この問題はより深く学術的に定義して、確かな「光と影」の論理を導き出さなければならないな。奥が深い問題である。(そんなわけないか〜〜〜笑😆😆😆笑)
でもほんとに、プロマイドは私しか買っていないのではないだろうか。
結論、伊代ちゃんに感謝
以上が、今回のライブで感じた私の違和感だ。今回感じたこの違和感に近いものを、35周年ライブでも味わったのだが、どうしてなんだろう?おそらく、その原因は、伊代ちゃんの温かいファン・サービス精神に生じた歪みではないかと思う。とにかく、ライブが始まると、われわれのいる観客席には「80年代の思い出」という大魔法がかかるのだ。さらに、この大魔法には「アイドル時代を完全に再現する」という命題が課されている。そして、物の見事に「80年代の思い出」に浸るのだ。しかし、この魔法の効き目は短く、完全ではない。ほんの2時間足らずで目が覚めてしまう。最高に盛り上がって、楽しくて懐かしい気持ちになれるのだが、魔法が解けると副作用が生じるのだ。現実世界に戻った「虚しさ」という副作用である。しかし、これは、伊代ちゃんがかける魔法が素晴らしいからこそ生じてしまうのだ。もっと、いい加減な魔法であれば、こんな副作用もないだろう。しかし、われわれファンの要望にしっかりと応えるからこそ生じてしまう、過去と現代の相違による「歪み」によって、強烈な「違和感」が生じるのだ。これはもちろん、現役のアイドルのライブを観に行った場合には起きない。
だからこそ、われわれファンは、伊代ちゃんに感謝しなければならない。こんなにもファン想いのアイドルは、そうそういないだろう。来年もライブを開催してください。そして、大魔法をかけてください🩷
かしこ

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